“銀歯”も買い取るブックオフに聞いた「意外な買い取り商品」5選
フリマアプリの台頭によって、年々拡大を見せる2次流通市場(リユース市場)。日常生活で不要になったアイテムをリアル店舗・ネット問わずに、さまざまな取引が日々行われている。こうしたなか、リユース市場大手の「ブックオフ」は、業界のリーディングカンパニーとして知られている。
創業当初は本を中心に買い取りしていたものの、いまやCDやDVD、ゲームはもちろん、トレカ・ホビー、アパレル、家電、楽器、家具、ブランド品、貴金属までありとあらゆるものを取り扱っている。
ブックオフは1990年に神奈川県の相模原市に1号店をオープン。以来、30年以上にわたってリユース業界を牽引してきた。買い取りジャンルや店舗拡大などの要因があるなか、日本最大級のリユースチェーンに成長できたのは、「いい意味で、お客様を選ばなかったのが大きい」と堀内氏は述べる。
「例えば、本というコンテンツの中に、漫画や雑誌もあれば、画集やアイドル写真集もあるわけですが、ブックオフは創業時から『買取できるものは全て引き取る』ことを大切にしています。何か特定のジャンルに絞らず、本を持っている人なら、どなたでもお越しいただけるという店舗づくりを行ってきました。まずは買い取りをしないことには、商売にならないため、こうしたスタンスを貫いてきました」
買い取りする際の「値段かつくかどうか」というお客様の不安要素も、可能な限り値段をつける査定を心がけていたそうだ。
「仮に値段がつかない場合、『買い取りできなかったので、お持ち帰りください』と伝えてしまうと、お客様の負担になりますし、サービス体験としてもよくない。ブックオフでは、買い取りができないものに関しては、引き取り処分やリサイクルに回すようにしています」
店舗によって買い取り対象商品は異なるものの、一部の店舗では“金歯”や“銀歯”といった変わり種も買い取っているという。ブックオフグループホールディングス株式会社 代表取締役社長の堀内 康隆氏に、意外な買い取り商品の実態や、インバウンド需要の動向について話を聞いた。
創業時から根付く「買い取り」スタンス
値段がつかない場合でも…
1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている
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