低所得者の消費行動を調査 その共通点とは?
低所得者には彼ら特有のダメに陥るマインドがあるのか? 実際に低所得者(年収300万円台以下)のサラリーマン200人に話を聞き、彼らに共通するダメ習慣とは何か探ってみた。
◆消費行動編
庶民の消費感覚が肌に染みついており、“新作”や“流行”というキーワードにはすこぶる弱い。企業にしてみれば顧客ターゲットにしやすい層で、「はやりモノは片っ端から手をつけるタチです。例えば、自慢するためだけに中華まんの初音ミクまんやスライムまんを買いにコンビニに行ったり(苦笑)」(37歳・運送)、「友達が持っているLINEの有料スタンプが欲しくなります。古いものはすぐ飽きちゃって、17個も購入」(28歳・講師)などはその典型だ。
そうしたタイプほど給料日後の出費が一気に増える傾向があり、「給料が入ったらマッサージに行きます!」(30歳・電機)など自分へのご褒美もちゃんと与える。そのため、「パーッと使いすぎ、給料日前は金欠で昼食抜きになることも」(34歳・百貨店)といった調子のムラも見られる。
計画的にお金を使うことが苦手で、「いつもギリギリに予定を立ててしまい、航空券の早割りを利用できない」(41歳・介護)と結果的により多くの出費を強いられてしまうことも。さらに「寒い日や雨が降っている時はついタクシーを利用してしまう」(35歳・IT)など、所得に不釣り合いな利便を求める者も多い。
そのほか、「カネはないけどハゲたくないから1本5000円のスカルプシャンプーを使ってます。効果は知りません」(44歳・自動車)と、本人すら半信半疑なものに高いお金を払う傾向も。
でも、そういう人ほど1円単位でこだわり、「牛丼屋の紅しょうがやスーパーに置いてある牛脂は持って帰ります。タダというのが魅力的!」(29歳・広告)のように妙にセコかったりするものだ。
そして、「宝くじはたまに買います。これが時々当たるんですよ!」(29歳・医療)とほとんどの人が一獲千金を夢見るのに、「株はリスクを伴うので興味ありません」(33歳・問屋)とアベノミクス相場に興味を示す人は少ないのも特徴的だ。堅実ともいえるが、パチンコや競馬などのギャンブルと投資を同一視している人も多かった。
お金に対する考えを根本から直さないと、低所得から抜け出すのはかなり難しそうだ。
★低所得者に共通するダメ習慣[消費行動編]
※サラリーマン200人に聞いたYESの割合
●宝くじは買わなきゃ当たらない 89%
●LINEスタンプは10個以上所持 77%
●コンビニで3000円以上買い物する 64%
⇒【調査結果の詳細】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=661615
― 低所得者に共通するダメ習慣【3】 ―
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