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世帯年収300万円で東大に合格できた理由「貧しかったからこそ燃えた」

 コロナショックの出口すら見えないなか、ますます収入格差が広がり、低年収の世帯が増えつつある。そんな状況を打開することは可能なのか? 世帯年収300万円の家庭で育ち、東大に合格した布施川天馬さんを取材した。
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布施川天馬さん

世帯年収300万円でも東大に行ける

 東大生の過半数は世帯年収950万円以上の家庭出身と言われる。そんななか、世帯年収300万円の家庭で育ち合格を果たした布施川天馬さん(文学部・4年)は、「貧しかったからこそ『絶対東大に行く!』と燃えた」と語る。 「父は飲食の自営業、母はパートの家庭で育ちました。父は『俺のようになるな』と教育熱心で、1年間塾に通って特待生で中高一貫の私学に進みました」  テストの結果が悪ければ特待生から外れるので、勉強をさぼるわけにはいかない。そして、高校3年生の時、「大学に落ちたら就職」という現実に直面する。 「昔から休みなく働く父の背中を見て、『辛そうだな』と思っていたんです。それで、真剣に進路を考えた時、『いい大学に行けば、選択肢が広がる』と気がついた。でも、家に余裕がなかったので、『東大しかない!』と決めました」

不合格からの逆転劇

 だが、わずか半年間ほどの受験勉強ではやはり不合格。 「そんな僕の姿を見て、両親は祖父母に借金して予備校に通わせてくれた。それでも足りない部分は、アプリで独学で学びました」  その結果、見事合格を果たし、奨学金を利用しつつ実家から通う。実質、東大までにかかった教育費は中学受験と浪人時代の2年間の塾代のみ。逆境をバネにする意志さえあれば、高額な教育費をかけずとも道は開けるのだ。
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受験生時代から現在に至るまで、同じシャープペンシルを愛用。鉛筆もホルダーを使って根元まで使い切り、極限まで勉強代を節約

<取材・文/週刊SPA!編集部>1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』が発売中
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