「汗でシャツが白くなる…」原因と対策は?
9月に入り、いよいよ秋を迎える季節になっても、列島は30℃超えの真夏日ばかり。暑さみなぎる日中に外を歩き回るものならば、いつの間にか汗をかいて色の濃いシャツが白くなっていた…という経験がある人は多いはず。
シャツの背中や脇に白い結晶状の汚れができることがある。この正体は体内から排出される塩で、「そもそも汗には『良い汗』と『悪い汗』がある」と話すのは、体内の循環に詳しい内科医だ。「良い汗」とはどんなものだろうか?
「汗でシャツが白くなってしまうのは、汗腺機能が衰えた『悪い汗』をかいている証拠で、汗腺の機能が正常な人は『良い汗』をかいています。良い汗の成分は、体温を下げるのに必要な水分が大部分を占めています。塩分などの大事なミネラルは汗腺で再吸収され、体内に戻っていく。悪い汗をかく人は、カラダに必要なミネラルを再吸収できず、そのまま水分と一緒に排出してしまうのです。
悪い汗には塩分などのミネラルが多く含まれているのでベトベトしており、運動不足やクーラーの効いた部屋で毎日過ごしているなどの生活習慣が原因。普段から汗をかかない生活を送っている人は、悪い汗をかきやすくなります」
快適で怠惰な毎日を過ごしている人ほど、外出したときには「良い汗」をかくことができず、塩でベトベトになった汗をかいてしまうのだ。これは自分にとって不快なだけでなく、周りの人にとっても不潔なイメージを持たれがちなので気をつけたい。日頃から「良い汗」をかくためにできることは何だろうか?
そんな姿で電車に乗っていたら、周りからは「やだやだ、不潔な男…」と嗤われていそうな視線がやけに痛い。汗でシャツが白くなってしまう原因はただ清潔にしていないからではなく、実はいくつかの理由と対策法があったのだ。
汗には「良い汗」と「悪い汗」がある
ハッシュタグ