TENGAが取り組む「未来のエロ技術革新」を体験。バーチャル空間でイノベーションを起こす!?
オナホールだけでなく、女性用アダルトグッズや、カップル用グッズ、さらにコンドームまで、多ジャンルのコンテンツを世に送り出しているTENGAだが、次はバーチャル空間でイノベーションを起こすかもしれない。というのも同社では現在、脳科学者監修のもとでSR技術(代替現実システム)を活用したコンテンツを模索中なのだ。
SR技術とは、簡単に説明すると、記録・編集済みの映像を目の前で「今、実際に起きている現実」として体験させるシステムのことだ。ヘッドマウント・ディスプレイを使って専用に撮影された映像を見ることにより、利用者はあたかも現実に起きている出来事かと錯覚してしまう。
少々堅苦しい説明になってしまったが、この技術にTENGAを組みあわせるとどうなるのか……。今回、記者は特別に機会をもらい、TENGAが共同開発しているシステムを体験させてもらった。
やって来た場所はヘッドマウント・ディスプレイと椅子が用意された真っ白な空間だ。そこに、なぜかナビゲート役としてセクシー女優さんが登場。「こちらにお座りください」と案内され、椅子に座ってヘッドマウント・ディスプレイを着けた。
さて、ここからが本番。目の前にはディスプレイ越しに真っ白な空間が広がっていて、上下左右を見渡しても、先ほどまでいた空間が見える。そこに先ほど案内してくれたセクシー女優さんが現れた。すると、なぜか目の前で脱ぎ出すセクシー女優さん。いつしか下着姿になり、「きゃ!恥ずかしい」と視界の右のほうに走り去り、視界から消えたと思いきや、背中がトントンと叩かれる感触。振り向こうとしたところ、すぐ視界の左のほうから再登場した。「アレ、俺の周りを一周したの?」。
さらに続けて2つのTENGAをとり出す彼女。「どっちがいい?じゃあ、こっち」と片方のTENGAを記者に投げ、すると股間の辺りにドンッと“TENGAが当たった感触”が……。と、ここで「ハイ終了です」と声をかけられ、体験は終わった。
ん~、なんとも不思議な気分。これを読んでる人も「なんのこっちゃ?」と思ったかもしれないが、実はここまで紹介したディスプレイを着けてからの出来事は、すべて映像で見ていた光景なのだ。
セクシー女優さんは服など脱いでおらず、事前に撮影した「脱いだ映像」を見せられただけ。そして肩をトントンと叩かれたり、股間にTENGAを当てられた感触は、彼女でなくTENGAの広報男性(中年)がやっていたらしい。……ハシャいだ自分が情けない。
「こういった風に、『今見ているのは現実?映像?どっちなんだ?』と錯覚させるのがSR技術なんです。今はまだ、これをどうTENGAと具体的に絡めていくかは模索中なのですが、例えばAVの映像に絡めてTENGAを動かせるようになったら面白いかなと。ただ、製品化してもいきなり爆発的に普及するとかはないでしょうね(笑)。遠くない未来にビデオBOXのような施設に設置できたらなんて構想は持っているのですが、まずはモーターショーのコンセプトカーのように、アダルト系のイベントなどで体験できるレベルまで持っていけたらと思っていますよ」(TENGA広報)
これまでも数々のイノベーションを起こしてきた同社だけに、その取り組みにぜひ期待したい! <取材・文/日刊SPA!取材班>
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