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俺の夜

年の初めはまっさらな気持ちで。すっぴん女子に癒やされる

NATURALIA 年末から怒涛のように忘年会、クリスマスパーティ、新年会など例年になく酒を飲んだ。巷の景気は少しは良くなったのだろうか、お誘いの回数が増えたのは大変光栄なことなのだが、齢40を過ぎた身にとって、連日連夜の飲み会は体にも財布にも堪える。

 エナジードリンク否、滋養強壮ドリンクを極細ストローでチュウチュウすすりながら今夜の新年会の詳細を確認していると、夜遊びガイドのO氏から着信が。

「渋谷にいるんですか? 今、話題のあの店にはいきましたか?」

 聞けば、疲れ気味のおじさんたちに大人気の「癒やしのスポット」として連日連夜、盛況なのだとか。

癒やしのスポット 入り口には行列が

みくちゃん(24歳)、明日香ちゃん(19歳)、りこちゃん(25歳)

左からみくちゃん(24歳)、明日香ちゃん(19歳)、りこちゃん(25歳)。18~25歳までのすっぴん娘が在籍

 飲み会前にと、馳せ参じたのは道玄坂。ぐいぐいと袖を引いてくる客引きをかいくぐりながら着いたのは、味のある老舗商業ビル。入り口前の路上に置いてあるA型看板に足を止めるご同輩。「すっぴんカフェバー」という文言が異彩を放っている……。

 古いエレベータがゴトンと音を立て止まる。煤けた壁の一角。カラフルに輝く、素通しのドアから店の中を覗き込むと、ご同輩がずらりと列をなしているではないか。

カウンターは満員御礼

19時過ぎで、カウンターは満員御礼。次から次へと訪れるお客さんたちに、店内は静かなる熱気に包まれていった

 ドアを開けると目に飛び込んできたのはカウンターのなかで微笑む女のコたち。明るめの照明、背後に流れるはジャズ。耳をつんざくような声を発する、体育会系のボーイもいなければ、カラオケ、もちろんEDMもない。

「こんばんは」。にっこりと微笑みながら向かいに座ってくれたのは明日香ちゃん(19歳)。ボーダーシャツにショートパンツ。くるぶし丈の白ソックスにスニーカー姿。しかも、下の看板に偽りなくすっぴん。実年齢よりも若く見える。

「ここはメイクやネイルは禁止なんですが、私は普段からメイクはしない派なんです。乾燥防止のためにリップはしていますが、本当にそれだけなんです」

 きめ細やかな肌は思わず目を見張るほど。“すっぴん風メイク”も巷でははやっているそうだが、明日香ちゃんの場合は乳液とクリームでのお手入れのたまものとか。

19歳の明日香ちゃん

19歳の明日香ちゃんはアイスコーヒーで乾杯。「今月でハタチ。誕生日には日本酒で乾杯したい」。

「嘘だと思うなら触ってみてもいいですよ」と口を尖らせるほど。顔を近づけてご尊顔を拝見させていただいたが、まるで乳児のよう。

 周りを見回していても、化粧をしているコは皆無。新宿・六本木界隈の“夜の蝶”なら化粧やネイル、香水など“盛り”を褒めるのだが、なんの衒いもない“素”。こうなると神々しくさえ感じてくる。

「私たちがすっぴんなせいか、お客さんも飾らない、ナチュラル派の男性が多い気がします」

 確かにご同輩を見れば、ほとんどが単独男性。色黒筋肉質やホスト系は皆無。グループも大声を出したりせず、穏やかに飲んでいる。

 カウンターの奥ではせっせと料理をする女のコ。日替わりで女のコの手料理も食べられるという。

手作りメニューの「白菜マーボー」

手作りメニューの「白菜マーボー」

「私の作った料理も食べにきてくださいね!」

 エプロン姿でかいがいしく料理する様子を見ていると、女子校の文化祭に紛れ込んだよう。すっぴん女子たちは、おじさんを甘酸っぱい気持ちにさせる……。

【NATURALIA(ナチュラリア)】【NATURALIA(ナチュラリア)】
住:東京都渋谷区道玄坂2-10-12新大宗ビル3号館6F
電:03-6277-5673
営:15~24時
休:なし
料:10分300円(15~17時)、10分400円(17~24時)飲み放題●日替わりの手作り料理は500円(ご飯つき)

協力/O氏(夜遊びガイド)撮影/渡辺秀之

大阪・ミナミに突如出現。コスプレタワーで飲み尽くす

 大阪は夜遊び界にとって常に斬新なアイデアを提示してくる街であり、それはやがて東京に流れてくるのが常だ。夜遊びガイドのO氏も「ミナミにとんでもないビルができたので見てきてほしい」と言うので、すぐさま新幹線に飛び乗った。

 アジア系の観光客でごった返す道頓堀。グリコの看板前や、戎橋のたもとのたこ焼き屋台やラーメン店は一様に行列で、ボリュームの大きい外国語が飛び交っている。

 そぞろ歩きしていると、外国人たちが立ち止まり、中の様子を伺い、撮影をしている場所が。

ある夜、ビルの片隅で「ある夜、ビルの片隅で」と大書きされた看板。一棟の壁が巨大でド派手なアニメのイラストで埋め尽くされている。これが例の……おののく俺。恐る恐るドアを開けると、ポップな内装の部屋に、さまざまなコスプレをした女のコがわんさといるではないか!

極めし者の巣窟!? ビル一棟がコスキャバ

ある夜、ビルの片隅で

左からひなちゃん、ななり~☆ちゃん、ちゃこちゃん、密秘ちゃん。常時15人ほどのレイヤーさんたちが集まっているから圧巻だ

「いらっしゃいませ」。執事風でイケメンの店長氏が極めて冷静にシステムを説明してくれる。

「ビル一棟がコスプレキャバクララウンジとなっており、まずは1階のバーでレイヤーのコを吟味しつつ、気に入ったコがいれば、2~4階に上がり、お話できるシステムとなっております」

ある夜、ビルの片隅で

1階のバーでトレーディングカードを見ながら吟味し“召喚”

 客はここでは尊敬の念を込めて「タニマチ」と呼ばれ、“彼女たちの夢を応援する”というミッションを授けられる。そう言えば、お隣は「谷町」。タニマチの語源となった町だ。“夢を応援する”というコンセプトはおじさん冥利に尽きるが、コスプレ女子と話すのには慣れていない。ドギマギしていると、次から次へとレイヤーたちが挨拶にくる。

ある夜、ビルの片隅で

男性店員さんたちもレイヤーで驚く

ある夜、ビルの片隅で

2階に上がり乾杯する

 何のコスなのか皆目見当つかないが、そんな俺の動揺を見透かしたのか、スマホで「オリジナルキャラ」を見て、今日のコスに対する思いの丈を語ってくれるのが嬉しい。俺は漫画『デスノート』(これくらいは知っている)のミサミサコスの、ななり~☆ちゃんと、ゲーム『プリパラ』の白玉みかんコスの密秘ちゃんを“緊急召喚”(=場内指名)。ここでは指名は召喚、出勤は参戦、退勤はコンプリートなどコンセプチュアルな専門用語が飛び交い、独特の世界観に浸ることができる。

 上のフロアに繋がる階段は、迫力あるオノマトペで埋め尽くされており、テンションが上がる。

ある夜、ビルの片隅で

階段はオノマトペで埋め尽くされアートな空間に

ある夜、ビルの片隅で 2階のラウンジではゆっくり腰を落ち着けてトーク。レイヤーさんたちは常日頃から暑がりだそうで「夏場はヅラやコスチュームで蒸れて、ぶっ倒れそうになった」(ななり~☆ちゃん)と「コスプレ裏話」を披露。デスノートと関西人ノリのギャップが萌える。すっかり打ち解けたところで、カラオケのお誘いが。アメリカ人アーティストが手がけたというクールな壁画が目玉の最上階の「宴の間」に移動。俺でも知っているエヴァンゲリオンの名曲「残酷な天使のテーゼ(’95年)」を一緒に熱唱し、声をからした。

ある夜、ビルの片隅で

宴の間では一緒にカラオケで盛り上がろう。レイヤーさんたちのTwitterをフォローし、LINEを交換するのが、流儀だ

【ある夜、ビルの片隅で】
住:大阪府大阪市中央区宗右衛門町2-17
電:06-6214-9000
営:19時~LAST
休:月
料:60分5000円~(1Fのバーはノーチャージ、ドリンク500円60分制)
通称「あるので」という呼び名で親しまれるミナミの新ランドマーク

ある夜、ビルの片隅で撮影/加藤慶(Studio KEIF)協力/O氏(夜遊びガイド)

都内唯一!?新形態“脱ぎキャバ”で夏を惜しむ

 夏が終わろうとしている。今夏の東京は天候不良も著しく、鉛色の空が海やプールへ向かう気分を溶かしていった。水辺でビールを飲みながら、水着の女のコを拝む、そんな唯一にして最大の楽しみを奪った空を恨めしく見ていると、一本の電話が。「夏仕舞いは早すぎますよ。田町に行ってください。僕がセッティングしときましたから!」

 声の主は沖縄でバカンス中という夜遊びガイドのO氏。「遅めのお中元です」と電話口で笑っている。

 なぜに田町!? 夏休み中で学生は少ないものの、お盆明けのサラリーマンでごった返す慶応仲通りを奥へ奥へと進むと、“いなたい雰囲気”のビルが。田町にこんな一角があるとは驚きだ。アロハにストローハット、短パン&ビーサン姿のお兄さんが元気よく案内してくれた。

ワイシャツ姿の女のコを自らの手で……

lounge garden

左からゆめ、キラリ、まな、静ちゃん。20代前半から、25人以上の女のコが在籍する。フロアにいるだけで目移りしてしまう

「田町で唯一、いや都内初、脱ぎキャバいかがでしょう!」

 脱ぎキャバ!? 北関東の某盛り場のような怪しい誘い文句にいささか警戒しつつ、エレベーターに乗り込む。

「いらっしゃいませ~!」

 ドアが開いた瞬間、元気の良い声。うなぎの寝床のような奥に長いフロアはワイシャツ姿の女のコでごった返している。着席してあたりを見回すと、すでにご満悦のご同輩からは、感嘆の声が漏れているではないか。

 さっそく席に来た、ゆめちゃんと静ちゃんが説明してくれた。

「ここはお客様が女のコのワイシャツを脱がすことのできるキャバクラなんです」

lounge garden

ときめく瞬間。なぜ、男は男物のワイシャツ姿一枚の女のコが好きなのだろうか

 女子の男物のワイシャツ姿は男子一生の夢。拝めるだけでも十分だというのに、それを自らの手で脱がすことができるとは! はやる気持ちを抑え、まずは2人と乾杯する。雑談をしつつも、気になるのはやはりワイシャツの中。

lounge garden「好きなタイミングでいいですよ」と言われ口数が減る俺。

 グッと焼酎の水割りを飲み干し、いざ“勝負”。まずは敬意を表し、胸元に両のてのひらを合わせる。

lounge garden

“ご開帳”の前にはなぜか拝む人が多いとか。先人に倣い俺も手を合わせる。ただ、触れられるのはシャツのみ、くれぐれもご注意を

 のりの利いた純白のシャツのボタンに手をかけるも、酒のせいか緊張のせいか、ボタンが外れない。

「いや~、手が震えてる!」。焦るも、脱がしやすいようぐっと胸を突き出し、天使の如く笑うゆめちゃん。その微笑みに促され、ひとつひとつボタンを外していく……。

lounge garden

地位やプライドは無粋!かなぐり捨てて楽しむべし

lounge garden lounge garden ピンクの水着が現れる。胸元にはうっすらと汗、いい香りがするではないか。すっかり味を占めた俺、すかさず静ちゃんのボタンにも手をかける。「きゃぁ!」という嬌声が今夏のリビドーを解き放つ。

「ワイシャツを全部脱がす方もいるし、そのまま残す人も。ご自由にどうぞ……」(静ちゃん)

lounge garden 聞けば、女のコによってはワイシャツの下は下着のコもいるらしく、それを見極めるのもこの店の楽しみ方となりそう……。

【lounge garden】
住:東京都港区芝5-15-4 フォーラム三田5階
電:03-6453-8797
営:20時~ラスト
休:日曜(月曜が祝日の場合は営業)
料:オールタイム8000円(40分、飲み放題付き)
●SPA!クーポンで50分5000円(生ビール付き)に!

lounge garden協力/O氏(夜遊びガイド)撮影/渡辺秀之

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