東急歌舞伎町タワーが開業し、ますます盛り上がる新宿・歌舞伎町。コロナ禍ではゾンビタウンと呼ばれていたのがウソのようだ。
とはいえ、明るい話題だけで終わらないのが歌舞伎町らしさ。先日はマッチングアプリを利用し、ぼったくりを繰り返していたグループが一斉摘発される事態も発生した。
そんなニュースを聞けば「知らない店に入るのは避けよう」と思ってしまいがちだが、だからこそ新規開拓をするのが我々「俺の夜」取材班である。ぶらぶら歩いていると、ハイジア周辺という歌舞伎町でも話題に事欠かないエリアで水着姿のダンサーが並ぶ店の看板を発見。雑居ビルの地下へと下りていった。
水着美女の派手さとスナック的魅力の融合
訪れたのは、水着ガールズバー「Party Queen Tokyo」。ミラーボールの設置された店内だが、カウンターとボックス席を合わせて15席ほどでこぢんまりしている。そこに「お疲れさまで~す」と接客してくれたのは、カラフルな水着姿のお雪ママ&ひなさんだった。お雪ママ「SNSを見るとワイワイ系で飲みそうなんですけど、実は落ち着いて飲みたいお客さんが多いんですよ」
その言葉通り、見た目とは裏腹になんとも落ち着いたトーンの接客をしてくれる2人。若者が集まってテキーラ片手に騒ぐ店かと思いきや、「むしろ歌舞伎町に疲れた人たちがしっぽり飲みに来る感じの店」(ひなさん)とのこと。
というわけで、ショットではなく鏡月の水割りで乾杯。聞けば、こちらの店はコロナ禍真っただ中の’20年にオープン。当初はセクシーなダンサーが働くショーパブ風の店だったが、「お客さんがもっと楽に飲める店にしたくて、接客中心のスタイルに変えた」(お雪ママ)という。「店の場所も雑居ビルの地下だし、ぶっちゃけ怪しいじゃないですか? だから、ぼったくりだと疑われないように、1セット(60分)ずつ声かけをしたり、明朗会計にするのだけは気をつけていますね」
とはいえ、ダンサーが働く店なので、しっぽり飲むだけが魅力ではない。シャンパンを入れた客にはスタッフ総出で「ありがとうコール」を見舞い、毎週土曜には2回のダンスショーも開催。有名クラブで鳴らしたお雪ママのキレキレなダンスも堪能できる。「5枚1000円からのチップ遊びもできますよ。ただ、ショーはおまけで、ウチのメインはやっぱり接客なので。谷間を見ながらバカ話をしたり、日頃のストレスを発散しに来てくださいね」
水着が売りのショークラブかと思いきや、今はスナックにいるような心地よさ。お店の真価はやっぱり入ってみないとわからないものだと、痛感するスパムでした。
「Party Queen Tokyo」
住:東京都新宿区歌舞伎町2-37-5 日新ビルB1
営:20時~ラスト
電:03-6233-7758
休:日・月曜
料:4000円/60分(飲み放題込み) 毎月土曜にショーイベントを開催。
詳細はインスタグラム(@partyqueen.tokyo)まで
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スパム 主に池袋界隈に出没。重度のタイツフェチで、レギンスに対しては反対の姿勢をとる
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