デイトレーダー与沢翼「株は『30年チャート』から見ていきます」
今、与沢翼氏が家賃200万円のシンガポール最高級レジデンスに住んでいるということは既報(https://nikkan-spa.jp/837913)のとおり。また、「与沢は借金を抱えていたんじゃないの?」「会社を倒産させたんだだろ」「本当にお金持ってたの?」「計画倒産して海外に逃げた」といった世間の疑惑や誤解についても説明している。
では、なぜ家賃200万円の部屋に住み、高級家具を買うような贅沢ができるのだろうか? それは、アフィリエイト収入を含むネットの広告売上や、企業のPR、講演などの各種出演料、そして株式投資とカジノなどで毎月1500万円以上得ているからだという。ちなみに、直近の4月は一人で4000万円稼いだという。収入のなかでも与沢氏が特に力を入れているのが株式投資で、毎日16時間、投資の勉強をしているそうだ。
「ブログに書いた銘柄のほか、週単位で違う銘柄を売買し、連日利益確定することができています。毎日50万~100万円ほどの資産増加を得ていますね。私のざっくりとしたルールは、(1)東証1部またはJPX400の中で、(2)出来高で最低50万株以上、(3)貸借銘柄(空売りができる銘柄)を常時100銘柄前後監視しています。チャートを見てチャンスだと思えば、数日以内での反対売買前提のスイングトレードでどんどん入っていきます」
最近の与沢氏のブログで「ソフトバンクのチャートを30年分100回ぐらい見ました」と書いたことについて、某有名サイトで「バーチャル疑惑」「詰めが甘い」といった批判がされていた。それについては?
「ソフトバンクは1994年に店頭公開しているので、正確にいうと20年チャートでは公開直後の1年くらいが見えないんです。私が使っている証券会社のサイトでは長期は10年、20年、30年しかないので、『30年チャート』じゃないと、ソフトバンクが上場してからのすべての値動きはチェックできないんですよ。だから『30年』なんです。ただそれだけなのに、揚げ足を取ったつもりになって、バーチャル疑惑だとか詰めが甘いとか批判されるのは残念ですよね」
確かに「30年分」という表記は誤解を与えかねない書き込みだったかもしれないが、ソフトバンク株の「30年チャート」を見るのは、投資家としてごく自然なことでそれほど批判されることではないはず。
「私はチャート分析のために某社の有料チャートアプリケーションも使っています。無料版だと10年のチャートまでしか見れませんが、有料版は過去30年のチャートを見ることができるんです。基本的にどの銘柄でも、まずは最長の30年チャートを見て、そこから10年、5年、3年、1年、6か月、1か月……とどんどんさかのぼって見ていきます」
また、強運の持ち主である与沢氏は「バカラ」も連戦連勝だという。
「バカラは『プレイヤー』か『バンカー』か、どちらのカードが9に近いかを予想するゲームで、タイ(同点)を除けば勝率は2分の1。極論をいえば、2回やればプレイヤーとバンカーが1回ずつ出るはず。でも、実際にはそんな都合よく勝敗が分かれたりはしませんよね。だからこそ、テーブルのクセを見極めるのが大事なんです。本来、半々の確率なのにバカラにはテーブルのクセがあって、“勝てる”ときに通常の数倍の金額を賭けて勝ちにいくのがポイント。勝てるときに大きく勝ち、負けは小さく。バカラも株式投資に通じるところがあると思っています。打って出るところを決めて分散投資していけば、こんなに簡単なゲームはないですよ。毎日得ている勝ち金はその日に全部使うと決めているので、先日も1万ドル勝って、自分にはVUITTONの時計を、3万ドル勝ったときはルブタンの靴、DIORのバッグ、VUITTONの時計を彼女に買いました」
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=846302
株式投資もバカラも絶対に儲かるものではない。だから与沢氏は、日々勉強を重ねているという。 <取材・文/日刊SPA!取材班>
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