「ライザップ誕生のきっかけは高校時代の彼女」生みの親が語る“前人未到のビジネスモデル”
「結果にコミットする」――。衝撃的なCMを打ちまくり、ダイエット業界に一大旋風を巻き起こしているライザップ。同ジムの運営元社長、瀬戸健氏は24歳で起業した後、いかにして“結果重視型パーソナルトレーニングジム”というビジネスモデルに辿りついたのか?
ここ数年で瞬く間にダイエット業界を席巻したライザップを運営する、健康コーポレーションの瀬戸健社長。24歳で起業して以来、ダイエットクッキーや美顔器などの販売で成功してきた瀬戸氏だが、それまでとは異なるサービス業というビジネスモデルを手掛けるきっかけとなったのは、意外にも高校時代の記憶だった。
――なぜ物販からライザップというサービス業に進出したのですか?
瀬戸:ヒントになったのは高校時代に付き合った彼女とのダイエット経験です。彼女は152㎝で66㎏と、ちょっと太めだったんです。そこで「痩せたらもっと可愛くなるんじゃない?」と私が言うと、彼女は懸命にダイエットを始めたんです。
食事制限やランニングを続けて、2か月で23㎏も痩せた。みるみるうちに変わっていったんですね。僕も3か月間ぐらい毎日電話して、いわばカウンセリングをしていました。
――アドバイスをしていた?
瀬戸:というより、一緒になってやり切ってくれるような伴走者ですね。その彼女が「一緒になってやってくれたからここまで痩せられたし、すごく感謝してる」と言ってくれたことで、伴走者の存在の大切さを実感したんです。まあ、綺麗になったら振られてしまいましたが……。だけど、カウンセリングしたことを感謝されたインパクトがありました。
――彼女にどんなカウンセリングをしたんですか?
瀬戸:まず、ゴール設定をしました。それもワクワクするような。当時は2人でお店回ったりして「この服絶対着ようよ」とか、水着を見て「これ着られるようになったら海行こう」とか言ってました。食事についても「こういうふうにしよう」と、知識がないながらも一緒にやりました。その中で大事だと思ったのは、継続して褒めることです。たったそれだけのことでダイエットに絶大な効果があることを実感しました。
――その成功体験がベースになった。
瀬戸:はい。そうした経験や、僕も学生時代から自分が変われたこともそうなんですけど、人ってやっぱり変われるんだ、人を輝かせるような仕事がしたいと、漠然とですがずっと思っていたんです。そう考えるなかで、まずは「豆乳クッキーダイエット」という商品がスタートしたんですね。豆乳クッキーダイエットにしても、彼女は食事制限がキツそうだったことを思い出して、無理なくお菓子を食べながら痩せられたら楽しいんじゃないかという発想から始まったんです。ただ、それでも壁にぶち当たってしまう人もいる。豆乳クッキーの商品力や効果には自信あったんですけど、やはり道半ばにして諦めてしまうお客様もたくさんいらっしゃいました。そこで、やはり一人でやるダイエットには限界があると強く感じたんです。
このあともインタビューはまだまだ続きますが、その模様は9/15発売の週刊SPA!に掲載されているインタビュー連載『エッジな人々』にてご覧ください。 <取材・文/杉山大樹 撮影/菊竹 規>
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