それから数日間、若者たちに混じりアンコールワットや天空の城ラピュタのモデルになったと言われるベンメニア遺跡に行った。 若者に混じりご飯を食べ、夜はビールを飲んだ。 出会った女子たちも若くて可愛い。 「あれ……なんか楽しい。そうか、テラスハウスはテレビで見るよりも参加したほうがイイのね！」 もはや、テラハの一員になった46歳バツイチおじさんは、さらにステップを進め、若者と恋することに決めた。 テラスハウスのルールは恋愛成功至上主義。 しかも、勝負に勝つには、イケメン男子たちを抑え、美女の心をゲットしなければならない。 そんな折、宿のオーナー金子さんからこんなお誘いを受けた。 金子さん　「後藤さん、今夜このへんの日本人を全部集めてバーベキューパーティーをするんですが、もし良かったら参加しませんか？」 俺「…イイっスね。もちろん参加します！」 バーベキューで男女の関係に火がつくのは恋愛番組で必要不可欠な流れだ。 「今宵、何か起きる！」 俺は気合を入れた。 そして若作りのため、若者に見つからぬよう近くの床屋に行き、密かに白髪を黒く染めた。