スマホの充電ケーブル、100均で安く済ませるのは却って損になる!?
急なスマホの電池切れに備えて、ひとつは持っておきたいモバイルバッテリー。だが、数多くの製品が出回っているにもかかわらず、ちゃんとした選び方を知っている人は驚くほど少ない――と嘆くのは、テクニカルライターの板倉正道氏。前回の初級編に続き今回は上級編。
スマホの充電、さらなる効率化を図りたい上級者は、以下のポイントをチェック。
「給電時間に差をつけるのが、USBケーブルの出力。すべて同じに見えるケーブルにも世代差・規格差があり、製品ごとに性能が違います。100円ショップなどで売られているのは大抵1A出力なので、1.5A以上の給電を行うと、余計な時間がかかってしまう」
USBケーブルは1A(100均商品など)→2A→3Aと出力性能に違いがあり、ケーブルの太さを見れば一目瞭然。2.4Aの急速充電に対応したケーブルでも、ネットや秋葉原なら500円程度で手に入る。100円ショップと大きな価格差はないので、安く済ませるのは損だ。
「地味に使い勝手に響いてくるのは、コネクタの形状。例えばiPhoneは、本体下部に充電コネクタがあるので、ストレートケーブルで事足りますが、Xperiaなどは側面にコネクタがあるんですね。このため、ストレートケーブルだと、充電しながらポケットに入れようとしてもケーブルが横に出っ張っていて入らない。そこで、接続コネクタがL字形のUSBケーブルを選ぶと、取り回しがぐっと向上しますよ」
ケーブルや充電器にもこだわるのが玄人!
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