「改造B-CASカード」を検証。本当に全部タダで映るの? 不正視聴の代償は?
偽装品、盗難、改造品など、ネット通販や中古市場にはさまざまないわくつきのモノが紛れている。海賊版CDやDVD、自転車の盗難品、改造B-CASカードなどだ。こうした商品を実際に買ってしまった場合どうなるのか? 検証してみた。
映画やスポーツの視聴が配信サービスに移行しつつある昨今。それでも、いまだにテレビの有料チャンネルを視聴するB-CASカードの改造品や海賊品は存在する。
「正規のB-CASカードを改造するだけなら、カードリーダーとコードを書き換えるプログラムさえあれば誰でもできる。カードは単体で取引することは禁止されているから、中古のチューナーとあわせて売られることが多いです」
そう語るのはB-CASカードの改造に詳しいM氏。だが、そう簡単に有料チャンネルが観られるのか? M氏宅のテレビを観ると……確かに映る! 値段も約1万円程度とそこまで高くはない。
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1317338
しかし、こういった不正視聴の代償は決して小さくない。カードの運用・発行などを行うビーエス・コンディショナルアクセスシステムズに話を聞いた。
「改造はもちろん、視聴しただけでも刑法により5年以下の懲役、または50万円以下の罰金となります。また、インターネットで改造プログラムの提供、改造カードを販売した場合は、不正競争防止法により5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金となります」
素直に視聴料を払ったほうがいいことは言うまでもない。
― [ヤバい商品]を実際に買ってみた ―
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