パチンコ釘曲げ事件の裏にロシアンパブが絡んでいた!?
5月2日、パチンコファンに激震が走るニュースがネットを駆け巡った。京都府城陽市のパチンコ店が不正に釘を曲げたとして書類送検されたのだ。
パチンコを知らぬ方からすれば「パチンコ屋が釘を叩くのは当たり前じゃないのか? 逮捕? 摘発?」と、思われるだろう。そして、パチンコを知る方からすればここ数年、釘を巡ってパチンコ業界は未曾有の混乱が起きており、今回の事件もその一端かと……
「京都の事件は遊技クギの問題とは関係がない。もともと警察は入賞口の入り口が11mmを下回る場合、13mmを上回る場合は摘発してきました。10年も20年も前から。今回の京都の件もそれです。13mmを超えていたというだけです」
と、今回の事件を解説するのは、『パチンコが本当になくなる日』でパチンコの釘問題、パチスロの規制の舞台裏に鋭く斬り込んだパチンコジャーナリストのPOKKA吉田氏だ。事件について聞いた。
「第一報の段階では、釘で書類送検ということで遊技機規制違反ではなくて無承認変更らしいと。これは危ないなぁというのが、第一印象でした。なぜならこの問題は国会でも質問主意書が出ていて、京都府警が本腰を入れたのではないかと。だけど13mm超えの事件としての書類送検だから、何やそれという感じでした」
さらにPOKKA氏は続ける。
「先ほども言ったように、入賞口の入り口の大きさというのは13mmを超えてはいけない。100%やってはいけないこと。11mmを下回ったり13mmを超えたりするのは昔からやってはいけない事だったんですよ。10年も20年も前から摘発の対象で罰金刑の前例もあります。去年、遊技機の問題が噴出しましたが、それにかかわらず摘発の対象です。ただ、風営法が改正されて遊技機の無承認変更で罰金刑以上になったら全店の営業許可を取り消すこともできるようになってからは、罰金刑の前例はなかった。この風営法の改正は釘問題で全店の営業許可取り消しにするためのものではなくB物(裏モノ)だとか遠隔操作を想定しての規制の強化だったんです。釘の調整で全店営業許可を取り消すようなことはしないので、送検されること自体が珍しい。行政処分にとどまることが多いんですよ」
今回の事件がパチンコファンに大きな衝撃を与えたのはこの「13mmを超えていた」という点である。そう、店が客に出してもらうようにしてもダメだということなのだ。これに対してネットでは様々な声が噴出。
「ボッタクリ店がパクられたと思ったら、優良店じゃねぇか!」
「優良店摘発せずに、ボッタクリ店摘発しろ!」
「釘いじっちゃダメなら、店はどうやって利益だすんだ? やりすぎだろ」
などなど、客のために玉を出そうとして摘発されたことに対し、ファンからは驚きと失望の声が挙がったのである。だが、POKKA吉田氏はこう説明する。
「今回摘発された店の釘は13.7mmだった。この13.7mmというのはうっかり開けてしまうというものではない。しかもその姿が監視カメラに写っている。これはもう、言い訳できるようなものではない。もともとこの店、かなりイケイケの店で組合の言うことも警察の言うこともあまり聞かない。へそをガンガンあけたりしてアピールしていたと言います。城陽署は再三に渡って指導していたようなんですね」

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『パチンコが本当になくなる日』 2015年に激しく揺れ動いたパチンコ業界。その病巣に鋭く斬り込む! ![]() |
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