浅草寺の「雷門」が姿を隠して1か月…観光客からは「残念」「むしろ“レアな光景”」の声も
岐阜県から母親と訪れた20代の女性は「初めての東京観光だっただけに、雷門が見られないのはショック。母親と一緒に写真を撮って思い出にしたかった」と残念そうに話す。一方で、友人と3人で浅草へ来た20代の男性からは「びっくりしました。全然知らなかったです。でもこれ、むしろ貴重なんじゃないですか」との声も。“レアな光景”をむしろポジティブにとらえているようだった。
当初は「遅ければ6月末までかかる見込み」とアナウンスされていたが、浅草寺の守山雄順執事長は「国内外から年間3000万人の観光客が訪れるため、ご迷惑をおかけしているが、万が一に備えて、安全を最優先に屋根全体を点検している。東京の顔として、再び門の前で記念写真を撮ってもらえる日を迎えたい。21日から足場を解体し始め、29日までにはシートをすべて取り払う予定」と話す。
浅草寺では毎年7月10日は、参拝すると千日分の参拝に相当するご利益が得られる「千日詣」として広く信仰されており、同日に開催される「ほおずき市」は年中行事のなかでも毎年多くの参拝者が訪れている。もうすぐ姿を見せる予定の「雷門」だが、今こそ貴重な観光スポットのひとつ(?)なのかもしれない。
<取材・文・撮影/北村篤裕>
1
2
【関連キーワードから記事を探す】
「まるで宴会」飛行機内で騒がしい“中国人の団体客”が、“急に静かになった”意外すぎる理由
電車の優先席を独占し、宴会をはじめた中国人観光客…「ここは日本だぞ」乗りあわせた“ギャル2人組”が追い払うまでの顛末
キャリーケースで通路を占拠、非常ボタン誤作動に改札トラブル…関空で働く男性が明かす“迷惑観光客”の実態
「あっち座れば?」新幹線で“自分の指定席”に知らない外国人が…車掌の確認で判明した“衝撃の事実”
日本の“トイレ”で外国人観光客が感動。お土産に“便座”を爆買い「日本のトイレは、もはや文化だった」
高校野球はいつまで、炎天下の真っ昼間に試合をするのか? 鴻上尚史が日本の夏に思うこと
1200年以上つづく行事、東大寺「お水取り」とは?
迷惑? 困った? 外国人が驚いた日本のサービス
まるでお姫様!美しすぎる日本舞踊家の素顔――大河瑞季の「日本舞踊美女図鑑vol.1 尾上紫」
表記統一へのこだわりは日本語の豊かな表現を失うことにならないか?【鴻上尚史】
ポイ捨て、歩きたばこetc.分煙対策は“条例で縛る”のではなく「マナーの問題」。浅草を擁する台東区が考える分煙社会
浅草寺の「雷門」が姿を隠して1か月…観光客からは「残念」「むしろ“レアな光景”」の声も
お寺でついついやってしまう「初詣」のNG行為