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観光客の増加で「環境破壊が大問題」なスポット10

 最近、「観光公害」という言葉を見聞きすることが増えた。観光客の増加で、さまざまな被害や環境の変化に辟易とする住民や利用者たち。日本のワーストスポットはここだった!
観光公害

毎日、何千人もの観光客がやって来て触られまくるシカの立場を思うと不憫でならない

生態系の破壊や聖地に対する冒瀆行為が頻発!

 奈良公園のシカにかまれる観光客の6割が中国人観光客というデータがある。「中国人がシカを虐待している」との声もあるが、同公園「シカの相談室」担当者は言う。 「中国人の多くは、シカにかまれることで狂犬病を心配する傾向が強く、少し赤くなっただけで電話相談がくるので目立っているが、日本人やほかの外国人観光客でもかまれる人は少なくない」  他方、人間の食べ物を与え、シカが体調を崩す事例も。観光客が餌を与えたことで、生態系が変化し、サルやクマなどが人を襲うという事例も各地で出ている。  動物への影響は近年、中国や香港からの直行便が増便している沖縄でも。「野生のウミガメと泳げる」と有名になった座間味島の阿真ビーチでは、「ウミガメに触ろうとしたり、餌をやろうとする観光客が後を絶たない」(島民男性)というから心配だ。  さらに「天空の城」として知られ、観光客が急増した竹田城では’15年、「一本松」として親しまれていた樹齢100年以上のアカマツが枯れた。観光客により、周辺の土が踏み固められたことが原因だという。同時に、地中に埋まっていた瓦片が地表に露出し、雨水で流された土が隙間に入り込んだ石垣を損傷するという事態も。
 観光客が、聖地を穢(けが)してしまう場合もある。琉球王国最高の聖地とされ、世界遺産にも登録されている斎場御嶽(せーふぁうたき)では、「お祈りに使う神聖な香炉に触ったり、立ち入り禁止の聖域に立ち入ったりする外国人観光客がいる」と地元民。管理側は、マナーを啓発するビデオを入場前に観光客に見せるなどの対応をとっている。  こうした貴重な自然環境は一度、壊れてしまうと元に戻すのは難しい。
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環境破壊が大問題ワースト10
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