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「俺は良い観光客だ」東京から来た観光客が現地でトラブルに

 ゴールデンウィークに突入。例年であれば、観光地は人で溢れかえっていたものだ。今年はどうなるのか……。旅先で常識の範囲を超えた行動をすれば、「トラブル」は避けられない。今回は、観光地で起きた“トンデモナイ”客のエピソードを紹介する。

「東京から来た」観光客が現地の居酒屋でトラブル

居酒屋

※写真はイメージです(以下同)

 ゴールデンウィーク以前、東京都内在住の山野徹さん(仮名・30代)は仕事の都合で深夜、県をまたいで車移動していた。到着予定よりも遅くなり、0時をまわった頃、やっと目的地に到着。その時間でも営業している飲食店を見つけて入店したところ、居合わせた客とトラブルになったという。 「移動に疲れて、ようやく落ち着いて食事をしているときに男性客が1人で入店してきました。その男性が『東京から来た』と話していたので、僕も親近感がわいて。世間話でもできたら……なんて考えていたのですが」  その男性客の様子が徐々におかしくなったという。 「お酒に酔い、食べまくり、飲みに飲んだ挙句、『お金持ってないから帰らせろ』と言い出したんです。最終的には店員さんと口論になっていました」

「俺は良い観光客だ!」と主張

 男性客は観光でお金を使い、お土産でもお金を落とし、「俺は良い観光客だ!」と言い張った。さらに、「酒を出すのがこんなに遅い店にお金を出せるか!」と理不尽なことを言い出す始末。 「衝撃過ぎて忘れることができないフレーズです。幸い時間が遅かったこともあり、数えるほどのお客さんしかいませんでしたが、そのぶん、彼の声は響き渡っていました」  その後もずっと「お金は払わない」「どうして払わないといけないんだ」の一点張りだったという。 「東京を飛び出して伸ばした羽が、いびつな形で広がっていた。同じ生活圏に過ごす1人の社会人として、恥ずかしく思いました」  ついに事態は警察沙汰に発展していた。結局、その場の空気に耐えられず、おひとりさまの男性客より先に店を出た山野さん。最終的にお金を払ったのか定かではないそうだが、そう願ってやまない。
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鎌倉で出会ったマナー違反の外国人観光客
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2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。

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