オワコン化する“街コン”が詐欺の温床に…被害男性を直撃
ここ5年ほどの間で、相席居酒屋や婚活アプリがブームになるなど、ネット上でもリアル空間でも見知らぬ男女が出会う場が数多く提供されている。
2012年に流行語にもノミネートされた街コンもその一つだ。だが、最近ではすっかりブームが落ち着いたのか、すっかりメディアで街コンの名を耳にすることがなくなった。
そんな存在感を薄めつつあった街コンがいま、荒れている。
今年になって、街コン参加者を狙った詐欺が蔓延しているのだ。実際に被害に遭った男性の声をもとにその実態を紹介しよう。
岡本さん(仮名・29歳)は都内のIT企業で勤めるサラリーマン。恋人はおらず、容姿は可もなく不可もない普通の営業マンだ。
4月後半のある日。独身の同僚と飲んでいたときに勢いで街コンの申し込みをした。
「その場で飲んでいた取引先の営業マン3人(31歳、33歳、35歳)と、僕の4人で申し込みました。2週間後をターゲットにし、スマホで街コンを検索してみました。が、男女ともに20代まで限定の街コンが多く、なかなかいいのが見つからなくて……。
やっと見つかったのがW(イニシャル)社主催の『社会人男子コン@有楽町』でした。ページに載っていた過去の写真を見ても楽しそうだったので、何の疑いもなく、すかさず予約を申し込みました」
翌日、彼が支払ったのは、男性6500円×4人分の参加費26000円。支払い方法は主催者への直接振り込みだった。
だが……。
街コン詐欺が蔓延っている
前日突然の「開催中止」
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