朝から「冷水シャワー」を浴びる5つのメリット
ようやく梅雨が明け、暑い夏にはシャワーを浴びるのが楽しみだという人も多いだろう。目覚めのとき、仕事から汗だくになって帰宅したときに浴びるシャワーは気持ちいいもの。それを「冷水シャワー」に変えてみるのはどうだろうか?
恐らく、冷水シャワーを浴びると聞いただけで抵抗のある人が大半ではないだろうか。健康とダイエットに詳しい臨床内科医O氏(33歳)は「朝起きて5分間のシャワーを浴びると、気だるい気分が消え、一日の活力がみなぎります」と説明する。
だが、効果はそれだけではない。実際、「冷水シャワー」は自然的かつ原始的なもので、今でも世界の何十億もの人が冷水シャワーを浴び続けている。あるアスリートは、回復を促す効果があるとして冷たいシャワーを取り入れ、実際に多くの科学者は冷水シャワーを浴びるメリットを認めている。例えば、激しい運動をした直後に冷たいシャワーを浴びる習慣は、運動の3時間後に冷水シャワーを浴びたグループよりも回復力を高めると海外では報告されている。
そこで今回は、夏にオススメの「冷水シャワー」5つのメリットを紹介する。
1.目を覚まし、一日を快適に過ごせる
「冷水シャワーを浴びると自然と呼吸が深くなり、酸素を摂取する量が増加するので、脳を刺激してコーヒーを飲まずに目を覚ます効果があります。特に、冷水ではその効果が高い。同時に、血液が臓器に流れ、血の巡りが良くなり、適度な運動をしたのと同じような効果もあります。化粧品メーカーのマックスファクター社による調査では、女性およそ1,000人のうち90%以上もの人が、朝にシャワーを浴びることで1日が快適になると答えています」(O氏、以下同)
2.代謝を高め、脂肪を燃焼する
「冷水シャワーは新陳代謝を上げ、中性脂肪を貯蔵する『白色脂肪』ではなく、エネルギーを燃焼させる『褐色脂肪』を刺激するため、脂肪燃焼の能力が高まります。首周りや鎖骨周辺にある褐色脂肪は、若者や痩せている人に多く、体重でどれくらいの割合か決まります。北欧の科学者による研究では、カラダを冷たい水にさらすことは褐色脂肪の代謝率を15倍も高め、毎朝冷たいシャワーを浴びれば、年間およそ5キロの体重を減少させると言われています」

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