お金を預けるならどっち?「個人向け国債 or ネット銀行の定期預金」
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1年以上保有すれば元本割れもない。使う予定のないお金は変動金利10年満期型にぶち込め!
A:年利に差はないが、金利上昇を考えれば変動型国債がベスト
【山崎 元氏】
経済評論家。資産運用が専門。楽天証券経済研究所客員研究員、マイベンチマーク代表取締役。三菱商事入社後、メリルリンチ証券など12回の転職を経験
― マネーの新常識どっちが得か? ―
預金保険で保護される1000万円以下のお金を預けるなら、金利的にも損得はない。しかし、「変動金利の10年満期型の個人向け国債は抜群に優れています」と山崎氏は続ける。
「将来、長期金利が上昇した場合、変動金利であればそれに連動します。現在、長期国債の利回りはマイナス0.1%程度なので、利息は下限の0.05%にはりついています。が、これがミニマムと考えれば、固定型の国債や定期預金が相対的に価値を下げるのに対して、“損のしようがない”商品といえます」
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