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【リオ五輪現地レポ】サッカー・ブラジル戦パブリックビューイング会場はいろんな意味で寒かった…

 ブラジル代表は、3日(現地時間)女子が中国に3-0で勝ち、テレビや新聞は「とにかく開幕戦で勝てて良かった」と評した。それほど開催国のプレッシャーがかかっていると言える。

 今日、男子サッカーの行われる4日、そして開会式が行われる5日はリオ市は公休日、要するにブラジル五輪代表の試合日はお休みということである。W杯のときもそうだったが、代表の試合がある日は「休み」。つまりこの国がサッカーというものがいかに重要と考えているかがよく分かる。

 記者はこの日を、リオの中心街から徒歩15分くらいにある「シダーヂオリンピコ」(オリンピックの街)に設えられたパブリックビューイングで見ることにした。

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港湾地帯に建てられたパブリックビューイング会場

 この「シダーヂオリンピコ」はリオの港を再開発した地域で、倉庫や港湾施設をリフォーム、リオ五輪の関連施設や参加各国のブースやスポンサーのPRブース、そしてさまざまな競技を大型ビジョンで観れるパブリックビューイングがある。W杯のときはパブリックビューイングがコパカバーナの海岸にあり非常に盛り上がった経験があったので、楽しみにして出かけた。

右奥に見えるのが「明日の美術館」(Museo do Amanha)。リオでも人気のオシャレな現代美術館。

 道中、地下鉄では黄色いユニフォーム姿の人がちらほらいたが、W杯の比ではなかった。パブリックビューイング会場もびっくりするほど人が少なく、黄色や緑のものを身に着けている人もわずか。試合開始とともに徐々に人が集まってきたが、「話題のスポットに観光ついでに来ました」といった感じの人が多かった。

目立つサポーターはごくわずか

 試合前は地元テレビがいわゆる「派手な格好をしたサポーター」にインタビューをしていたが、そんな人が少なく、取れ高に困り気味。

 試合はご存知の通り、0-0のスコアレスドロー。前半は会場は試合に集中していたが、ブラジル代表のできのひどさに前半で帰る人が続出。後半はネイマールが再三のチャンスをつくるも相手守備もあって決定的な場面を逃すと、ため息が続出。上空を飛び回るドローンが、冷えた試合の観客を盛り上げた。

観客の表情は芳しくない。ゴールの瞬間の騒ぎを狙っていた報道陣は肩透かしに終わった

 試合が終わると、あちこちからブーイングが。しかし、とくに混乱などはなく、皆粛々と会場をあとにする。地元テレビ局も観客にインタビューしていたが、意外と素通りされていた。コカ・コーラや日産などオフィシャルスポンサーが配るノベルティのブースには行列ができ、イベントとして盛り上がっていた。すっかり日が落ちた夕方の港は風が冷たく、いろんな意味で寒かったのが印象的だった。

取材・文・撮影/遠藤修哉(本誌)




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