更新日:2022年08月19日 10:04
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タイの2016年ヒット商品10選――あなたはいくつ知っている?

【ポケモンGO】  8月、タイでもリリースされた「ポケモンGO」。リリーズ後はダウンロードランキングはすぐに1位となり、スマホを片手にポケモン探しがタイでも日常的な光景となった。あまりの加熱ぶりに寺でもポケモン探しに熱中する人が絶えず、「ポケモンは禁止です」といった注意書きも話題に。また、「ポケモン探し専用のバイクタクシー」といったビジネスも生まれ、多くのレストランやデパートもブームに便乗したサービスを展開した。 【日本製チーズタルト】  スイーツ好き、新しいもの好きのタイ人に受けたのが、日本製の“チーズタルト”。バンコクの中心地にあるショッピングモール「エムクオーティエ」に出店している北海道産の「BAKE」がオープン直後から大人気で、連日長蛇の列。「1人3つまで」といった購入制限がかかるほどで、すぐに2店舗目も展開する。「BAKE」のブームが落ち着くと、今度は10月にタイ進出した焼きたてチーズタルト専門店「PABLO」が話題に。その後も立て続けに11月に「由布院ミルヒ」がオープンし盛況だった。両店舗が入居するショッピングモールのサイアムパラゴンはスイーツ好きにとっての注目スポット。
日本製チーズタルト

日本製チーズタルト

【映画「Train to Busan」「君の名は。」】  韓国発のゾンビ映画「Train to Busan」がタイでも大人気。元々、アメリカの連続ドラマシリーズ「ウォーキングデッド」が流行っていたものの、タイ人にとっての韓国映画といえば、恋愛ものやホラーもの。公開前の期待値は決して高くなかったが、封切りされると瞬く間に人気となり、興行収入は韓国映画史上最も高い約7,000万バーツ(約2億1000万円)となった。また、「君の名は。」がタイでもブレイク。SNSで話題となると、一気に火が点き、大手映画館「メジャーシネプレックス」は全館での上映を決めた。また、新海誠監督の「秒速5センチメートル」もタイのアニメ好きに刺さり、まさに「君の名は。」旋風がタイでも巻き起こった。 【“前国王”ラマ9世に関するグッズ】  タイ人から愛されたプミポン前国王の崩御により、街中は黒一色に染まった。政府公共機関の職員は1年間の黒い喪服を着用することを義務づけられ、黒のファッション需要が激増。また、“限定”前国王の切手の予約受け付けには、初日だけで200万人の申し込みがあり、999万9999セットを発売される。まだまだ前国王関連の限定グッズがリリースされる予定で、転売して稼ぐ人も少なくない。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1263440 タイの2016年ヒット商品10選――あなたはいくつ知っている? 以上、知っているヒット商品はいくつあったでしょうか? タイ人は“流行好き”というのは間違いなく、ソーシャルメディアの存在は欠かせないようです。SNSでバイラルされることがトレンドに直結し、その傾向はタイに限らず、ASEAN全域で広がっています。PCではなく、スマートフォンでネットにアクセスする人口が多い国にとって、SNSがヒットにカギを握っているといっても過言ではないでしょう。<取材・文/ワダタケシ>
―[ワダタケシ]―
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