即完売も!思わずお酒が進む新作駅弁食べ比べ【第52回駅弁大会実食レポート】
最初の週末は朝から長蛇の列をつくった「第52回元祖有名駅弁とうまいもの大会」。記者も開店前から並んで新作弁当をゲットしようとしたのだが、お目当てのうち2つがなんと開店即完売!涙を飲んだ。そのリベンジにと、比較的客足が穏やかな週明けにその「即完売駅弁」をゲットしてきた。さっそくご紹介したい。
会場内で実演販売される駅弁とは違って、地元から輸送されて販売される「輸送駅弁コーナー」。駅弁好きはまずここを目指すと言っても過言ではない激戦区。ものによっては20個前後しか入荷しない駅弁もあり、人気のものとなると午前中に売り切れてしまうことある。
入荷個数が少ないため、開店10分ほどで売り切れとなることが多く、最も入手困難と言われているのが、初登場となる「なごり雪」(大分県 日豊本線 大分駅/1296円)だ。
大分県出身のシンガーソングライター・伊勢正三が唄い、のちに映画『なごり雪』の舞台となった臼杵市。豊後水道の潮が流れこむ臼杵沖で捕れた鰆(さわら)をふんだんに使ったちらし寿司弁当である。
西京味噌と地元の臼杵味噌や酒を合わせたものに2日間じっくりと漬け、焼いた鰆の西京焼が3切れも。ひと口噛むとほろほろと柔らかく、噛むと魚の脂がじわっと滲み出てくる。その下には錦糸玉子、酢飯はしいたけの出汁がほんのり利いた上品なもの。おかずには尾頭付きのえび、焼きトマト、野菜の天ぷらなど、豪華な内容で嬉しくなる。
これまでご紹介した肉系弁当の「ガッツリ感」とは違う、非常に上品な駅弁。日本酒などをちびちびと飲みながら食すには最高の駅弁だ。今年の第12回九州駅弁グランプリにもエントリーしているだけあって、調整元の自信をうかがわせる内容となっている。駅弁好きの噂が噂を呼んで、「即完駅弁」となったのには頷ける。
わずか10分で完売!魚介系弁当No.1との評判も
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【第52回元祖有名駅弁と全国うまいもの大会】
1月12日(木)~24(火)
京王百貨店新宿店7階大催場
午前10時~午後8時 ※18(水)は午後5時、24(火)は午後6時閉場
http://www.keionet.com
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