⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1273332 　お次も入荷個数に限りがあるため「即完売」となっている「輪島朝市弁当」（石川県 北陸本線 金沢駅／1050円）。日本三大朝市のある輪島の朝市を弁当箱に詰め込んだという中身は、大ぶりの能登産のかきを使ったカキ飯に、さざえを魚醤で煮た「いしる煮」、今が旬のブリ煮、たらこ旨煮、地元産のごりの佃煮、いかとわかめの酢の物など、見た目は地味だけど、滋味溢れるおかずが並ぶこちらも酒飲みにはたまらない「大人の駅弁」だ。 　まずはカキ飯をひと口。プリプリの身に濃厚な甘み、そのエキスをたっぷり吸ったカキ飯には思わず唸ってしまったほど。さざえのいしる煮、たらこの旨煮はご飯のお供というよりは、完全に酒のアテ。ぶりの角煮は薄味で、ぶりの旨さを上手く引き出している。中島菜の固豆腐、白身魚のふんわり揚げもあっさり薄味で素材本来の味を楽しめる。 　1000年以上前から続く伝統ある朝市が産んだ、地元の海の幸をふんだんに詰め込んだ贅沢な駅弁。地元でも大量には製造しないようなので、ハードルはちょっと高めだが、この機会にぜひ味わってほしい。 　記者は明日以降も会場に出没し、注目の味、鉄板の味、隠れた逸品、珍品をレポートします！ 取材・文・撮影／駅弁記者（参加＝10年連続15年目）