空き家を勝手にシェアハウスにして年間2400万円を稼ぐ男――クレイジーすぎる「裏副業」の実態
この世には、「法律やモラルは関係なし。儲かればよし!」をモットーに荒稼ぎする猛者たちがいる。その手法を聞くと決して猿真似は現金だが、鮮やかな手口の連続だった。世間でひっそり営まれる“裏副業”の実態とは? ここではひとつの実例を紹介しよう。
【勝手にシェアハウス運営】
池袋北口から徒歩5分。築40数年の老朽化した雑居ビルに“現場”はあった。エントランスの郵便受けを見ると、中国語の書かれたプレートがずらりと並んでいる。山村康太(仮名・42歳)はこのビルの空室を利用して、とんでもない副業を営んでいた。
「シェアハウスと民泊を、こっそり営んでます。秘密の副業です」
本業は居酒屋で店長をしているという山村氏。“こっそり”とはどういうことか?
「手つかずで放置されてる物件に、大家さんの許可なく内装入れて、運営するんです。関東で2~3年前に始まったんですが、最近は関西でもこのパターンが増えている。大家さんが高齢の場合、チェックに来ることもまずない」
大胆不敵にも程があるが、明らかな犯罪行為。からくりはどうなっているのか?
「部屋を管理する不動産屋の友人から空室情報をもらい、安全そうな物件を厳選。物件が決まったら、彼から合鍵を“買う”んですよ。空室の場合20~30万円程度、空き家の場合30万~50万円が相場です。部屋に入れるベッドや布団、家具と合わせ、初期投資はだいたい100万~150万円程度で済む。家賃ゼロなので、客を入れれば入れただけ儲かる仕組みです」
空き家問題を逆手に取り、年間2400万円増収!
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