更新日:2022年08月30日 23:26
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二日酔いには日本酒が有効!? 忍者も実践していた対処法

二日酔いとの付き合いは永遠のテーマとも言えよう

 社会人には付き物ともいうべき二日酔い。二日酔いを改善すると言われる方法はいくつかあるが、「迎え酒」のように酒を追加することで全ての痛覚を麻痺させ昇華させる手もある(あまりお勧めはしないが……)。  これより紹介する方法も同じく「酒」を使うが、その源流はなんといにしえの甲賀流忍者にまで遡る。  日本体育協会公認アスレチックトレーナーで、指圧師の芳原雅司氏は次のように話す。 「これは、手のひらで人肌に温めた少量の日本酒を正しいツボの位置に塗り、15秒ほどさすることで、炎症や不調が瞬く間に治まるというものです。日本酒にはアミノ酸やペプチド、有機酸、酵母菌、ビタミンなど約100種類もの栄養素が含まれており、マッサージの効果を最大限に引き出すことを先人たちは知っていたのでしょう」

二日酔いに即効性のある3つの箇所を日本酒でマッサージしていく

芳原氏によると純米酒が推奨されるという

 通常は筋肉と腱のダメージ回復に用いられるが、その真髄は内臓の調整にあるという。二日酔いで損傷を受ける内臓といえば、肝臓である。肝機能を回復させる箇所は3か所。ここを“痛気持ちいい”程度の力加減で押しさすっていく。マッサージは日本酒を指につけた状態で行っていくのが基本。純米酒であれば成分の質も良く、効果的だという。 1.ツボ「不容」 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1339662  まず、用いるのは「不容」というツボ。みぞおちの中心から指幅3本分下、そこから指幅3本分右側にある。ここを15秒ほどグッと押す。押すのは右側のみ。 2.恥骨のキワ ⇒【画像】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1339666  次に恥骨の右側の骨のキワを左右に15秒ほどさする。 3.恥骨からまっすぐ下りて最初に痛みを感じたポイント ⇒【画像】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1339668  続いて、そこから太ももをまっすぐ下りて最初に痛みを感じたポイントを15秒ほど上下に押しさする。 4.さらに「2」、「1」に戻りながら15秒間ずつさすり、最後に手のひらでお腹全体を上下にさすれば終了。  以上が、二日酔いを短時間で改善させる方法である。甲賀流忍者も、二日酔いをこれで直していたのだと思うと多少のロマン(?!)も感じられるかもしれない。
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甲賀流忍者からいかにして受け継がれたのか
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15秒おさえるだけで超・疲労回復! 忍者マッサージ

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