雑学

二日酔いには日本酒が有効!? 忍者も実践していた対処法



 近世になってこれを広めたのが、陸軍中野学校の講師で甲賀流忍術14世であった「藤田西湖」である。藤田は、幼少時より家伝の忍術を数々の修行を経て継承、その能力と技術を諜報活動に使っていたことから「最後の忍者」とも呼ばれている人物である。

 そしてあるとき、陸軍中野学校に小山田秀雄という青年が入学し、藤田氏から忍術全般の薫陶を受ける。

 その後、小山田は諜報員として潜入した中国・上海で捉えられ、ひどい拷問を受けてしまう。

 そして「死ぬ前に希望があれば叶えてやる」と看守から言われた際、一杯の日本酒を所望した。そのコップ一杯の酒を使って、小山田は陸軍中野学校で習ったマッサージを自らの体に施して傷を回復させ、看守に当て逃げを食らわせて脱獄、無事に日本へ帰り着いたのだった。

 終戦後、小山田は治療家として日本各地を転々と渡り歩き、そうした中で名古屋の鉄工所の作業員たちの治療にも当たっていた。その鉄工所の社長こそが、のちにそのマッサージ法を世に広めることとなる右近克敏の父親だった。

 右近克敏は小学生の頃から小山田氏の助手を務め、20代で名古屋に「千代田治療院」を開業。小山田氏から受け継いだ日本酒マッサージを用いて、アントニオ猪木を始め数多くのプロレスラーや患者の治療にあたった。

 前出の芳原氏は右近氏に7年間師事したのち、これを受け継いだのである。

 現在、日本酒によるマッサージは短期間で傷や痛みを修復しなければならないアスリートやスポーツ選手たちの間で必要不可欠な治療法として活用されており、吉田沙保里や伊調馨、棚橋弘至など日本を代表するアスリートたちもこぞって称賛している。

 ほかにも、芳原氏の著書「忍者マッサージ」には頭痛や胃もたれ、肩こりからアンチエイジングまで幅広く網羅されている。忍者に倣い、素早く不調を回復したい人はぜひ参考にしてみよう。

<文・日刊SPA!編集部>

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15秒おさえるだけで超・疲労回復! 忍者マッサージ

吉田沙保里(女子レスリング世界16連覇)など、日本代表アスリートたちも絶賛!





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