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スタン・ハンセンの試合後の姿に、宮原少年はショック!――小橋建太の青春おすそわけ#6【宮原健斗vol.2】

小橋:宮原君はライバルだと思ってる選手はいる? 宮原:意識している選手は何人かいますね。言わないですけど(笑)。やっぱり同世代は気になります。いま、チャンピオンが全員20代のときがあったりするじゃないですか。そこはやっぱり、負けてられないなというのはありますね。 小橋:全日本で同世代だと、だれがいるの? 宮原:ジェイク・リー選手、野村直矢選手、青柳優馬選手ですかね。 小橋:そういう世代で上がっていけば、全日本はもっと盛り上がるよ。 宮原:野村選手が世界タッグに挑戦したり、試合順を見ても、若い世代が確実に上を取ってますからね。お客さんが求めているのもそこだと、僕は思ってます。声援で分かるんですよ。完全に若い世代に照準が当たってる。全日本って、選手の年齢層が幅広いんです。だからいま、すごく面白いんですよね。それこそ、渕さんのボディスラムまで見られるし、すごく幅広い。たまにくどいときありますけどね(笑)。 小橋:渕さんのボディスラムが見られるっていうのは、ポイント高いな。 宮原:選手が世代別に分かれていると、お客さんは応援しやすいと思うんですよ。昔プロレスが好きだった人も応援しやすいし、最近プロレスを好きになった人も若い世代を応援しやすい。そういう風に僕は感じてますね。 小橋:全日本はいま、本当に勢いがあるよな。 宮原:まだ、ちょっと波が立ってきただけです。SNSなんかを見ても、全日本プロレスがいい感じだと言われてますけど、僕としてはちょっとした小波が立ってるくらい。まだまだ、行くべき場所はあると思います。 小橋:まだまだ、思っているイメージとは違うだろうな。 宮原:全日本プロレスを盛り上げることが、自分のプロレスラーとしての生き甲斐ですね。だからプロモーションも全国各地を回ってますし。リング上だけじゃなくて、そういうのもやっていかないとっていうのは、いまの時代ありますね。 小橋:「全日本プロレス=宮原健斗」くらいにならないと、なかなか思ってるところまではいけないと思う。でもいま、ファンのみんなもついてきてくれてるっていうことを考えれば、いまやらないといけないね。プロモーションにしてもなんにしても、いまの時期を逃すと、旬を逃しちゃうから。 宮原:確かに、いまが旬ですね。食べごろです(笑)。 小橋:若い時期にも旬があるけど、年齢が上がったときにまた旬は来るから。それはそのとき、また頑張ればいい。いまは、いましか出来ないことがある。歳を取ったら取ったで、そのときにしか出来ないことがある。だから、いまの時期を精一杯頑張ってほしいなと思う。 記者:具体的な目標はありますか? 東京ドーム進出とか。 宮原:僕はある程度、見えてきたら言葉を発するタイプなんですよ。だから、そのときになったら言います。僕の中でイメージはあるんですけど、まだまだです。でも、このレベルに来たらこう言おう、このレベルに来たらこう言おうっていうのはありますね。 記者:ヒントだけでも……! 小橋:宮原君が言うときを待ってあげてよ。先走りしないで。 宮原:宮原健斗は、常になにか考えてるっていうことですね(笑)。 次回は、「小学校3年生・宮原少年の“プオタ”っぷりに、小橋が脱帽!」 乞うご期待! ※この連載は毎週土曜日に配信いたします。 【PROFILE】 ●宮原健斗(みやはら・けんと) 全日本プロレス所属。’89年2月27日、福岡県福岡市生まれ。父親の影響で幼少期からプロレスに夢中になり、小学校3年生のとき、プロレスラーになりたいと決意。一人で試合会場に足を運ぶようになる。中学は野球部、高校は柔道部に所属。高校卒業後、佐々木健介主宰・健介オフィスに入門。2013年にフリーとなり、全日本プロレス、NOAHに出場。2014年1月、全日本プロレスに入団し、2016年2月、史上最年少で三冠ヘビー級王座を奪還。今年5月、石川修司にベルトを奪われるも、8月、両国国技館大会にて王者に返り咲いた。Twitter:@KentoMiyahara ●小橋建太(こばし・けんた) (株)Fortune KK代表取締役。’67年3月27日、京都府福知山市生まれ。’87年6月、全日本プロレスに入団。“プロレス四天王”と呼ばれるレスラーの一人。2000年6月、プロレスリング・ノアに移籍。’03年3月、GHCヘビー級王座獲得。13度の防衛に成功し、“絶対王者”と呼ばれる。’06年6月、腎臓がんが発覚するが、2007年12月、奇跡のプロレス復帰を果たす。’13年5月11日、引退。現在はチャリティーや講演会など、幅広い活動を続けている。Twitter:@FortuneKK0327 構成/尾崎ムギ子 撮影/橋本一美 取材協力/SUNDAY
尾崎ムギ子/ライター、編集者。リクルート、編集プロダクションを経て、フリー。2015年1月、“飯伏幸太vsヨシヒコ戦”の動画をきっかけにプロレスにのめり込む。初代タイガーマスクこと佐山サトルを応援する「佐山女子会(@sayama_joshi)」発起人。Twitter:@ozaki_mugiko
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■「2017 旗揚げ記念シリーズ 【最終戦】 ~秋山準&大森隆男デビュー25周年記念大会~

【開催日】2017年10月21日(土)
【開場時間】16時00分
【開始時間】17時00分
【会場】神奈川・横浜文化体育館

■高山善廣選手応援「TAKAYAMANIA」の募金は小橋建太・FortuneKKでも受け付けております。
500円から募金を受け付けております。皆様からお寄せいただいたお気持ちは小橋建太が責任を持って全額高山選手にお渡しいたします。
https://tsuku2.jp/ec/viewDetail.php?itemCd=06950341210790

本編では配信しきれなかった対談の話題や小橋建太・FortuneKKの最新情報がゲットできるメールマガジンに是非ご登録ください!
https://www.comty.biz/stm_regist2/?SMCD=0000025884

■「小橋建太×岡林裕二」公開インタビュー取材のおしらせ

本連載・第3回は、「小橋建太×岡林裕二」トークショーの模様を収録します。「小橋建太の青春おすそわけ」を生で目撃するチャンス! ぜひご来場ください。

【日時】10月1日(日)
【場所】有隣堂・伊勢佐木町本店(別館2F)
【参加資格】ワニブックス刊『小橋健太、熱狂の四天王プロレス』(小橋建太さん著)、『劣等感』(関本大介選手著)のいずれかを当店にてご購入のお客様に参加券をお渡しします。
※当日、参加券と引き換えにサイン本をお渡しします。また、上記2冊をお買い上げの方は、小橋建太さん、岡林裕二選手と3ショットの撮影ができます。
【詳細】http://www.yurindo.co.jp/honten/6257
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