更新日:2022年10月29日 02:35
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ググっても解らない「事故物件の探し方」…あえて住みたい人に教えます

ボロ屋

※写真はイメージです

 座間市9人死体遺棄事件で現場となったアパートが注目されたように、事故物件は強烈なインパクトを残す。賃料も下がるため、むしろ好都合とばかりに、事故物件にあえて住む人も多く、「事故物件芸人」までいるほどだ。  実際に事故物件に住むにはどうしたらいいのか。事故物件サイトの管理人、大島てる氏に聞いた。 「私のサイトは事故物件を避けるために掲載しているので、探している人にとっては使い勝手がいいわけじゃないですね(笑)。住みたいのであれば、不動産サイトのフリーワードで『心理的瑕疵』または『告知事項有』と検索することです。ただ、事故だけではなく『墓が近くにある』『ヤクザの事務所がある』といった物件も含まれるので、電話で詳細を問い合わせします。この方法が一番効率いいです」  心理的瑕疵とボかしているのは理由がある。 「事故物件は告知義務がありますが、契約者にだけ伝えれば法的には問題ありません。ネットには何も記載がなく、問い合わせて内覧に行ったら『実は自殺がありまして』と初めて説明されたということさえよくあるんです。ネットでは必要以上に事故物件である事実が広がらないように、少し含みを持たせた表現になっているんです」  ちなみに、「事故後、一度誰かが居住すれば事故物件ではなくなり告知義務がなくなる」はデマである。  なお、地域の不動産屋を回るときはコツがあるという。 「地域の不動産屋を回るときは事故物件に住みたいという旨を率直に伝えると怪しまれてしまいます。コツとしては、相場よりちょっと厳しめの条件を伝えたうえで『事故物件でもいいんですが……』と切り札的に伝えることです。そうすれば、担当者も聞き入れてくれるでしょう」  理想的な部屋探しは、事故物件だからとて容易ではないようだ。 <取材・文/週刊SPA!編集部> ※週刊SPA!11月28日号「[ググっても解らない疑問]を調べてみた」より
週刊SPA!11/28号(11/21発売)

表紙の人/ 泉里香

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