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多くの人が30代で仕事にマンネリを感じる理由

 世の中には数学や物理などさまざまな法則が存在する。どれも歴史上の賢人や科学者たちが現代の我々に残してくれた“普遍的なルール”で、それは科学の分野にとどまらない。経済活動も人の行動も、世界はすべて“一定の法則”のもとに動いているのだ。

 今回、勝ち組になるための法則を紹介。世界を支配する“ルール”を知れば、最小の努力で最大の成果が得られるはずだ。

ビジネスマン

1万時間続ければ誰でもプロレベルに


 若かりし頃と違って、30~40代にもなると仕事がマンネリ化して、面白みや刺激を感じられなくなりがち。気分を変えるべく、新しいスキルを習得しようと思っても、なかなか身につかないものだ。だが、「この現象は『1万時間の法則』で証明できます」と、ビジネス書作家の水野俊哉氏は語る。

「フロリダ州立大学の教授であるK・アンダース・エリクソン氏の研究によれば、一つの分野においてプロレベルのスキルを得るためには1万時間かかると言われています。アーティストやプロスポーツ選手などにしても、それは同様。ある一定レベルまでであれば、費やした時間に応じて人間の才能を伸ばすことができるのです」

1万時間の法則

1年を52週として計算。祝日やうるう年は計算していない。「週末に1日8時間ずつ」は土日で合計16時間とする

 仮に会社員に置き換えた場合、年間240日出勤して毎日8時間勤務すれば、約10年で達成できる。30~40代まで同じ仕事を続けると仕事に飽きを感じるのは、一つのスキルを極めた証しかもしれない。

 だが、新しいスキルを身につけたくても、新たに1万時間という途方もない時間をかけるのは正直しんどい気も。

「1万時間という目安はあくまで、スポーツなど競争率が高い特定の業界におけるもの。学ぶスキルによっては、1万時間もかけずにプロレベルになることができます」(水野氏)

 例えば、大学受験の最高峰である東大に合格するためには、一般的に3000時間の受験勉強が必要だといわれる。毎日8時間勉強すると、ちょうど1年(2920時間)だ。また、個人差はあるが、司法試験は8000時間、公認会計士試験や税理士試験は5000時間、行政書士は600時間、宅建は300時間など、スキルによって合格までの目安となる時間は変わってくる。

「それぞれのスキルを習得するまでには必要最低限の時間があるので、事前に習得にかかる時間をリサーチするのも勉強を継続させる秘訣です」

 勉強してもスキルが身につかないと感じるのは、単純に費やす時間が足りない証拠。諦めないことが肝心なのだ。

― ビジネスの法則大全 ―





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