羽生善治と羽生結弦を混同? 永世七冠に「怪我に気をつけて」とコメントをする若者たち
出来事やモノの評価はいつの世も移ろうもの。中年にとっての重大事件やノスタルジーは、若者にはどう見えているのか!? 特にサプライズが多かった、2017年の主な出来事から振り返ってみた。
2017年12月5日、羽生善治棋聖が渡辺明竜王を87手で破り、通算7期目の竜王に復位。同時に羽生氏は将棋界の7タイトルで永世称号を得て、史上初の「永世七冠」を達成した。
藤井聡太四段の活躍に始まり、将棋界にかつてない注目が集まった2017年。羽生名人については、将棋を知る人とそうでない人で評価がくっきり分かれた。
「天才」(多数)
「チート」(男性・無職・20歳)
「羽生さんしか見つけられない指し手は、本当にすごい」(男性・学生・22歳)と絶賛が絶えなかった。
一方で「藤井君の印象が強くて、よくわからない」(女性・会社員・25歳)と将棋ファンからすると恐れ多いコメントも。
予想どおりスケートの羽生結弦選手と混同する人も多く、「怪我に気をつけてほしい」(主婦・21歳)、はたまた「プロが多い中でここまでこれたのはすごい」(女性・無職・21歳)という声も。羽生氏もれっきとしたプロなのだが……。
将棋を知らない若者にとっては「将棋界にも羽生がいたのを知った」という認識だったようだ。
アンケート協力/リサーチプラス
― [中年vs若者]あの出来事をどう評価したのか ―

羽生善治が前人未到の「永世七冠」を獲得
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