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高畑裕太の人生観を変えた? インドの過酷さを旅人が証言「常に死や貧困が身近にある」

 高畑裕太の現在の姿に注目が集まっている。1月16日発売のFLASHによると、伸びた髪を後ろで束ねたワイルドなヒゲ面で、“仙人”のような顔をしていたという。思い返されるのは2016年、群馬県・前橋市内のホテルで女性従業員に性的暴行を加えたとして逮捕された。その後、被害者との示談が成立し、不起訴処分となって釈放されたが、心身不調のために入院。一時期は鬱状態となっていた……。報道によると、表舞台から姿を消していた間、引きこもり生活かと思われていたが、数か月に渡って“インド放浪の旅”に出ていたそうだ。事件当時を振り返り「自業自得だった」と認めつつ、すっかり元気な表情に戻っていたらしい。  現在は、旅人のような風貌にイメージを変え、前向きに頑張っている様子の高畑。インド放浪が彼になにかしらの影響を与えたのではないだろうか? 「インドに行けば人生観が変わる」とはバックパッカーなどの旅人の間ではよく言われてきたセリフだが、高畑の意識を変えるキッカケのひとつにもなったであろうインドの現実とはいかなるものなのか。彼がそこで見たものとは。インドを放浪した経験のある旅人に聞いてみた。 インド

どんなに困難でも生きることに執着する姿…

「高畑さんがインドのどこにいったのかわかりませんが、旅して最初にカルチャーショックを受けるのは、路上で物乞いをするひとたちやストリートチルドレンの多さではないでしょうか。インドに限らず、バングラデシュやアジア全般でいえることですが」  そう話すのは『海外アングラ旅行』(彩図社)などの著書があるノンフィクション作家の藤山六輝氏。世界各国をバックパッカーとして旅した経験があり、高畑と同様にインドに数か月に渡って滞在していたという。 「日本人などの外国人観光客に『バクシーシ(※お恵みを)!』と言いながら物乞いたちが群がる姿は有名ですが、彼らのなかには手や足が欠けていたり。ストリートチルドレンも珍しくありません。ときには、すさまじい形相で追いかけてくることもある。それだけでなく、まだ小学生ぐらいの子どもたちが普通に物売りをしていたり、お店を手伝っていたり……」
バングラデシュ

路上で物乞いをするひと。※写真はバングラデシュ(撮影/藤山六輝)

 その背景には、いまだに根強く残る貧困問題。親の収入だけでは食べていけない、病気で働けないなどの事情があるのだろう。なかには、日本の価値観ではありえないような仕事(!?)をしているひとまでいるのだという。
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高畑の心境の変化を分析
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