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草津白根山噴火の被害総額は推計2億円!? 地元観光業者は風評被害も懸念

ロープウェイで登った頂上から見える絶景を求めて多くの観光客が訪れていた

 1月23日に発生した草津白根山(群馬、長野県境)の本白根山の噴火。

 全国でも有数の温泉地である地元の草津町は、昨年6月に白根山の湯釜付近の噴火警戒レベルが2から1に下がった直後の噴火活動に驚きと戸惑いを隠せず、観光への影響が危惧されている。

 しかし、草津町役場のホームページで発表されている『草津本白根山の噴火について』という文書では、「草津町長として噴火口周辺の2キロメートル立ち入りを禁じていますが、その範囲以外は危険はありません」としており、本白根山から5キロメートル以上離れている草津温泉街は、危険が及ばないと訴えている。

観光産業への影響は意外にも……


 例年ならば都内の学生などでかきいれどきを迎えるはずだった『草津国際スキー場』(群馬県草津町)。スキー場のコースやロープウェイから至近の場所で起きたことで、死傷者が出る事態となってしまった。噴火口は列状に連なる形で複数できたとみられており、最も近いものは、スキー場のゲレンデからわずか200メートルほどしか離れていないとの報道もある。

 噴火があった本白根山の山頂付近にある上級者向けコース『本白根ゲレンデ』へのロープウェイは、黒岩信忠町長が今季は再開しないと明言しており、ロープウェイの廃止の可能性を示唆する発言も伝えられている。

 だが、被害がなかった麓に位置する天狗山ゲレンデと御成山ゲレンデは噴火翌日の24日から、中腹の青葉山ゲレンデも27日から、営業を再開している。

 同スキー場を運営する草津観光公社の担当者などによると、「この週末には地元のスキースクールも再開され、子供たちの姿も多かった」そうで、実際にスキー場に訪れた地元客などからは、「例年は土曜日の昼ともなると食堂の席がないくらい賑わい、縦長のコースということもあって混むと少し滑りにくい印象もあった。いつもより空いているのはやはり寂しいが、むしろ思い切り楽しめる。また近いうちに来たい」といった声もあったとか。

 もちろん、「噴火の翌日から救助の際の連絡網の整備や、命令系統の確認などを進めてきた。あくまでも、お客様の安全を第一に確保しながら可能な範囲で営業を続けていく」(同担当者)と、安全対策には万全を期しているようだ。

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