日本列島の地下は“活発”になっている!? 熊本地震と噴火を関連づける「プルームテクトニクス」理論とは
日本列島の地下活動が活発になっている。2011年3月11日の東日本大震災以降、火山の噴火や地震がどうも増えていると感じるのは気のせいだろうか?
気象庁は、関東大震災が発生した1923年から現在にいたるまで、「震度データベース」として震度1以上を観測した地震をまとめている。ちなみに「震度7」という階級は、1949年1月の「地震観測法」改正により新たに設けられたものだが、初めて適用されたのは1995年の阪神・淡路大震災であった。
実際に調べてみると、人間の活動に被害を及ぼしうる「震度5以上」の地震は、1990年代以降に急増している。なお、2000年代から地震が急増している理由として、2000年にはインドネシアでスマトラ島沖地震、日本では鳥取県西部地震が発生し、2004年には新潟県中越地震が発生したことが一因とも考えられる。100年のスパンで見れば、ここ最近の巨大地震が急増していることは明らかだ。
<1920年代から2010年代の日本及びその周辺の震度5以上の地震回数>
1920年代:53回
1930年代:42回
1940年代:15回
1950年代:4回
1960年代:37回
1970年代:16回
1980年代:20回
1990年代:45回(うち震度7が1回)
2000年代:129回(うち震度7が1回)
2010年代:143回(うち震度7が3回)
※気象庁の震源データをもとに算出
⇒【資料】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1106269
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