若年性認知症になった人々の共通点――毎日同じような仕事の人は要注意
そして、「やはり」という結果になったのが、飲酒だ。「毎日のように晩酌する」「体調が悪いときでも飲む」「休日には朝や昼から飲む」という人は要注意だ。
こうした生活習慣を続けると、病状は悪化の一途をたどる。「脳の認知機能が衰えていくと、自発性が失われていき、うつ状態のようになったり、寝たきりになり衰弱していきます」(同)
認知症は明確な原因がわかっているものばかりではなく、治癒しないものも多い。だからこそ発症者に見られた共通点に気をつけ、発症予防と進行抑制に力を入れることが重要だ。
《認知症発症者に多い生活習慣》
・仕事にストレスを感じていた 74.5%
・毎日同じような仕事だった 73.4%
・運動不足だった 72.9%
・味の濃い料理が好きだった 72.3%
・仕事への責任感が強かった、頑張り屋だった 72.3%
・一人でいる時間が多かった 70.2%
・野菜をあまり食べていなかった 68.7%
・世の中の出来事・流行に無関心だった 62.8%
・夜更かしして、カップ麺などの夜食を食べることが多かった 62.8%
・ジュース、アイスなどの甘い物が好きだった 62.2%
・好き嫌いが多かった 61.2%
・毎日のように晩酌していた 60.6%
・朝食は取らないことが多かった 60.6%
・食べるのが早い 60.6%
・みんなに意見を合わせるタイプだった 57.4%
・仕事が早めに終わったら、早く帰ってくることが多かった 55.9%
・体調が悪いときでも飲んでいた 47.9%
・休日には朝や昼から飲むことが多かった 43.6%
撮影/佃 大平 アンケート/エコンテ
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