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若年性認知症になった人々の共通点――毎日同じような仕事の人は要注意

生活習慣病の予防が認知症予防にも繋がる

食生活 続いて、顕著な傾向が表れたのが、「運動不足だった」(72.9%)、「夜更かしして、カップ麺などの夜食を食べることが多かった」(62.8%)といった不健全な生活習慣や、「味の濃い料理が好きだった」(72.8%)、「野菜をあまり食べていなかった」(68.7%)、「ジュース、アイスなどの甘い物が好きだった」(62.2%)、「好き嫌いが多かった」(61.2%)といった偏った食生活だ。 「若年性認知症でもっとも多い原因となる基礎疾患は、脳血管性認知症。これは脳梗塞や脳出血、くも膜下出血など脳の血管の病気が原因で認知症が起こっているものです。つまり、若年性認知症の約4割を占める脳血管性認知症は、いわゆる『生活習慣病』が根本原因となっています」(菅原氏)  では、脳血管性認知症のリスクを小さくするためには、どうすればいいのか? 「週1回まとめて運動するよりも、帰宅時には1駅前で降りて歩いて帰ったり、エスカレーターを使わず階段を上ったりと、30分くらいの短時間でいいので毎日体を動かしましょう。ほかにも、しっかり7時間程度の睡眠をとる。塩分や糖分を控え、バランスのいい食事を心がける。こういった規則正しく健全な生活習慣や食生活に改善することが重要です」(同)  特に食事については、認知症の発症を抑える「保護因子」と呼ばれるものがわかっている。 「サバやサンマ、イワシなどの青魚に含まれているEPA、DHAや亜麻仁油、シソ油など『オメガ8系』と呼ばれる油は動脈硬化を予防し認知症を防ぐ効果があります。また、ビタミンC、Eは抗酸化物質と呼ばれ、脳血管のサビを防いでくれます。ビタミンCは柿、オレンジ、キウイ、グレープフルーツなど、ビタミンEはニラ、カボチャ、ほうれん草などに多く含まれています。カレーに入っているクルクミンや、コーヒーや緑茶でカフェインを取るのも効果的だといわれています」(同)  糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病を防ぐことが、結果的に認知症を予防することにも繋がるのだ。  そして、脳にとってよくない習慣が「刺激の少なさ」だという。 「脳は基本的に“サボり魔”ですから、ラクをしようとする。毎日同じような仕事、一人でいる時間が多い、仕事が早めに終わったら早く帰ってくるといった無刺激な生活を送っていると、脳の認知機能が衰え、認知症になりやすくなります。いつも歩いている道ではなく、ルートを変えると運動にもなるし、新たな発見があり脳の刺激にもなります」(同)
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やっぱり飲酒は影響する
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