人生リザーブ役で十分…50代が「かろやかに生きる」5つの提言
―[木村和久の「オヤ充のススメ」]―
― 木村和久の「オヤ充のススメ」その200 ―
この話を書く、きっかけになったのは平昌オリンピックの女子カーリングで、リザーブ(控え)に回った本橋麻里選手が世話役を引き受け、プロデューサーからおやつ係までをこなし、見事銅メダルの栄冠に輝いたことです。
人生、縁の下の力持ちになったからこそ、以前より輝けることがあるんですね。
例えば、今なら中日の松坂大輔投手の動向ですか。格安の年棒ながら、つつましくチームに溶け込み、本人もニコニコ顔。だからチームメイトからファンまで、みんなが応援しているのです。松坂投手は「もののふ」、すなわち武士ですから、自分が納得できる引退のタイミングを狙っているのでしょう。真田幸村のように「狙うは納得のいく投球、ただひとつ」って感じですか。現役人生の有終の美を見せてほしいものですね。
俗にいうオヤジの皆さんも、そろそろ人生の第三コーナーに突入し、自分を見つめ直す時期に差しかかっているでしょう。一般的な言われ方だと40代半ばが「団塊ジュニア世代」で、40代後半から50代前半が「バブル世代」と言われ、それをひっくるめてオヤジと呼ばれています。
長い人生、突如「控えに回れ」と言われることもあります。3月9日に発売された、私が上梓した『50歳からのかろやか人生』(雷鳥社刊)では、オヤジ直球世代のかろやかな振る舞いについて、検証しています。ここでも、オヤジ世代はどうモチベーションを維持し、かろやかに生きていくか考えていきたいと思います。
かろやか理論1 ~プライベートはリザーブ役に徹する~
かろやか理論2 ~コスパのいい消費を心がける~
1
2
『50歳からのかろやか人生』 体は枯れても頭の中は未だ現役気分、コラムニスト木村和久が贈る そんなバブル世代(50~60歳)へ向けた老後生活の道しるべ |
この連載の前回記事
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ