お姫キャラほど夜はドM…素人が女優とつきあう夢の口説き術
そもそも、一般民間人がどうやって女優と知り合うか? グルメ番組やネット情報で芸能人の行きつけの店を探し、店に通って店主と仲良くなる。それからたまたまやって来た、お目当て女優を、店主から紹介してもらう。これがまっとうです。
現実的には難しいですが、それを言ったら話が始まらないので、ニュース報道のように偶然、有名女優と知り合ったとしましょう。
まずは「取り巻き」や「親衛隊」扱いで、「お近づきになれただけで幸せ」となります。
そこからワガママ女優は突然深夜に「ちょっとドンキに行きたいんだけど」みたいなリクエストをしてきます。あなたはJAFの夜間勤務隊員のように常時スタンバイをして、緊急出動に備えます。そこで「なかなか使えるやつ」という評価を得ると「アッシー」から「メッシー」へ昇格します。女優が、たまたま一人メシをせざるを得ないときなど「30分以内に、西麻布のレストランに来て」と、無茶ぶりをさせられます。すかさずゴールドカードを持って、スクランブル発進です。
もちろん、こちらから会員制のレストランや一見さんお断りの老舗割烹、VIPルームのあるクラブなどセレブ感漂う場所に顔が利けばなおさらです。
つまり一般民間人側も、何かしらコネがないと、その先が続かないのです。
最終的には、有名女優の「サイフ」として、常に高級でハイソなお店に連れて行くポジションが一番、長くつきあえます。しかし、男女の関係となると、これまた長い待機時間が必要となります。
それは警察犬訓練センターに入所したシェパードのように、長時間の「待て」と「おあずけ」に耐えなければならないのです。
たまに有名女優も悲しいときや落ち込んだときがあるでしょう。それが千載一遇のチャンス。決め台詞は「ずっと、あなたが好きでした。デビューしたときから20年思い続けておりました」と、セリフを暗記して臨みましょう。
有名芸能人との逢瀬や密会なんて、多くの方は一生に1回もないです。もはや妄想だけでも、充分興奮できます。あれはいったい何だったんだろう。
「すべて春の夜の夢の如し」かもしれませんね。
50歳からのかろやか人生』トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦。著書に『50歳からのかろやか人生』
■木村和久(きむらかずひさ)■
トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦。著書に『1
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『50歳からのかろやか人生』 体は枯れても頭の中は未だ現役気分、コラムニスト木村和久が贈る そんなバブル世代(50~60歳)へ向けた老後生活の道しるべ |
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