雑学

仮想通貨バブルはキャバクラですべて説明できる[コラム二スト木村和久]

木村和久の「オヤ充のススメ」その202 ―

bitocoin これだけヤバいと言われながら、未だ盛り上がっている仮想通貨。これをどう解釈したらいいでしょうか。投資歴13年で、2005年後半のIPOバブルから、いろいろな相場を体験して来て思うことは、「幻想商売」が入っているかなと。そう感じてなりません。

 幻想商売とは何か? それは噂が噂を呼び、実態から「かい離」した相場が形成され、誰も止められなくなることです。これをキャバクラと比較しますと、よくわかります。

 例えば、人気のキャバクラ店がオープンしてオヤジから野郎やら輩が大挙遊びに来るとしましょう。第一波の来客でラッキーなことに、キャバ嬢をお持ち帰りすることができた人がいました。そこで噂が立ちます。「あの店はちょろいぜ、みんなノリノリだし。店に行けば入れ食いだぜ」と情報が入るのです。その噂は瞬く間に拡散され、次から次へとお客さんがやって来ます。そこでうまくできた人もいると思いますが、全くモテない人がほとんどです。多くの人は「デキるって聞いたのに、全然話が違うじゃん」となるのです

 以前、週刊SPA!でキャバクラ連載をしてて、そのときにアンケート調査しました。人気店のお客さんがキャバ嬢との恋愛成功率は5%程度と出ています。95%の客は、噂に翻弄されるんですね。

 これって、まさしく仮想通貨と似ていませんか。最初にニュース番組などで「去年の春先に100万円入れてたら、気づくと億万長者になっていた」と誰かがコメントしていますよね。その時点では、間違いない情報でしょう。じゃオレもやってみるかと、参戦したけど、相場は下がるし、出金も微妙だしと、どよよ~んな状況に陥ってしまいます。

 ただ、こういう反対意見もあるでしょう。

「言ってることはわかるが、その5%理論が仮想通貨にあてはまるのか。儲けている人はもっと多いと思う」

 その通りです。実はキャバクラ成功率5%理論には裏があるのです。同時に、キャバ嬢にお客さんとの恋愛成功率を調査しました。すると驚くことに、20%と出たのです。この数値の違いは何でしょう?

 つまり、少数の「恋愛マスター客」が平均4人のキャバ嬢とそういう関係になったのです。

 みなさんわかりました? 昔からの伝承でも、こんなこと言われていますよね。

「モテるものは、ますますモテ、モテないものは、ますますモテない」

 これは女性との交際の「モテ」と経済の「持て」の2つの意味があり、ダブルスタンダードです。

 つまり、仮想通貨でも初期に儲けた人はほかの通貨にも手を出しています。それで、みんなが儲っているように見えるのです。

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過去に仮想通貨と似た相場があった

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