美人すぎる日本人インスタグラマーがバンコクで大人気!水着姿からオモシロ系まで発信中
「バンコクに住み始めたころは友人や知人がいなくて、家から一歩も出ることなく引きこもっていました。でも徐々に生活に慣れ始めてきて、友人がいないなら一人で行動してやろうと精力的にいろんな場所へ行くようになったんです」
バンコクのとあるカフェ。私の目の前に座っている女性はモデルのような体型と容姿を誇り、人見知りなどまったくせず、天真爛漫な微笑みを見せながらタイへ移住したばかりのころを振り返った。
彼女の名前はMika。バンコクに住んでいる日本人、とりわけ日本人女性の多くは彼女の顔を見れば名前を言い当てられるだろう。
在住日本人女性に「バンコクでもっとも知られたインスタグラマーは誰?」と聞くと、ほぼ彼女の名前が挙がるほどインスタの投稿が注目を集めている。
インスタグラム上でのアカウント名は「mikajimbo_bkk」。執筆時点でのフォロワー数は9,604人。日本の有名インスタグラマーと比べると桁違いに少ないかもしれないが、在住者が10万人と言われているタイで、現地の情報を主に発信し、これだけのフォロワー数を獲得している女性を私は他に知らない。
私も彼女のアカウントをフォローし、以前から投稿を目にしていた。ときにはビーチでの水着姿を披露したかと思うと、すっぴんの顔を載せたり、有名人のモノマネを動画でアップしたりと、他タイ在住女性の投稿とは一線を画した個性際立つ内容。
対面に座るMikaとは初対面だが、事前にイメージしていたように快活で人見知りせず、誰とでも打ち解けられる性格だ。そんな彼女が、バンコク生活の始まりが“引きこもり”だったというから意外だった。
神奈川県で生まれたMikaは現在28歳。6歳までハワイで生活する環境で育った彼女は、大学を卒業後、日本で美容関係の会社を起業。事業は順調だったが、バンコク在住の男性と付き合ったことがきっかけとなり、2015年3月バンコクへと移り住んだ。
その後、男性とは同年8月に結婚。夫はバンコクで広告関係の会社を起業した経営者だ。Mikaは専業主婦としてバンコク生活をスタートさせた。
仕事はせず家業だけの日々。外へ出ることもなく他人と接する機会がないMikaは、友人や知人が出来ず、冒頭で述べたようにバンコクでの生活は彼女を引きこもらせた。
ところがある日から一人で出かけるようになり、インスタへの投稿が徐々に増えていく。その頃はまだ多くの人から注目されるようなアカウントではなかったという。
「移住したばかりの頃はフォロワー1000人ぐらいだったと思います。一人で出かけていろんな場所の情報を発信していたら、投稿を見た方からメッセージがくるようになったんです」
バンコクには友人もいなければ知人もいない。インスタでメッセージを送ってくるのはまったく知らない人ばかりだが、彼女は臆せず誰とでも会った。
気が合い今でも友人として付き合っている人もいれば、一度会ったきりの人もいる。知人・友人のいないバンコク生活で、インスタが人と知り合うきっかけを与えてくれたのだ。彼女のアクティブさは目を見張るものがあるが、インスタで送られてきたメッセージにはすべて返信するという行動も特筆すべき点だろう。
「以前もらったメッセージに『バンコクへ旅行に行くんですが、面白いところを教えてください!』といった内容がありました。このメッセージの返信に、私が考えた旅行プラン数泊分を送ってあげたこともあります」
上記メッセージのように漠然とした質問であっても、送られてきたほぼすべてのメッセージに対しきちんと対応する。
仕事でインスタグラムを運営しているわけではないので、面倒臭い内容ならもちろんスルーしてもいいはずだ。しかし彼女は、届いたメッセージに対して返信を怠ることはほとんどない。
事実、私がインタビューのアポイントをとるため、彼女にインスタでメッセージを送った時も、返信はものの数分で届いた。通常、見ず知らずの男性からメッセージが届き、インタビューとはいえ会いたいという内容だったら、相手のプロフィールぐらいはチェックするのではないだろうか。
ところがMikaは、私からメッセージが届いたあとプロフィールなど一切見ずに返信したという。開けっぴろげで、天真爛漫、コミュニケーションが大好きで、臆すことなくいろんな人と会うことができる。
これは彼女が持つ天性の才であり、インスタで人を惹きつける魅力に繋がっているのだろう。
インスタで届いたメッセージはすべてに返信する
2011年よりタイ・バンコク在住。バンコク発の月刊誌『Gダイアリー』元編集長。現在はバンコクで旅行会社TRIPULLや、タイ料理店グルメ情報サイト『激旨!タイ食堂』を運営しながら執筆活動も行っている。Twitter:@nishioyasuharu
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