「人類がもうじき破滅するのを避けるには」ホーキング博士の遺言
海水面から蒸発する水蒸気の増加による台風やハリケーンの強大化も深刻だ。
「’12年に米国を襲ったスーパーハリケーン『サンディ』や、’13年にフィリピンを襲ったスーパー台風『ハイエン』なども温暖化の影響によるもの。今後、こうした気象災害の強大化は、国家が立ちゆかなくなるほどすさまじいものになると懸念されているのです」(山本氏)
サンディによる経済損失額は約500億ドル、ハイエンはフィリピン全人口の1割以上が被災するなど、甚大な被害をもたらした。
「メルケル首相のアドバイザー、ジョン・シェルンフーバー博士は、このまま温暖化が進めば今世紀末には人口の大半が犠牲となるだろうと警告していますし、ローマ法王フランシスコも『このままでは最後の審判が近い』と公文書で温暖化の脅威を訴えています。あと20年くらいで脱炭素化社会を実現しなければ、こうした予測は現実のものとなるでしょう」(同)
ホーキング博士も「今、行動するなら破滅を避けられる」と訴えていた。人類が生き延びるため、温暖化対策は待ったなしの状況なのだ。
― ホーキング博士の遺言 人類はあと100年で滅ぶ ―
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