大谷翔平の目標達成シートは、凡人にも効果があるのか試してみた
エンゼルス大谷翔平選手の活躍が連日報じられている。10日(日本時間)時点で、打者として打率4割6分2厘、3本塁打、7打点。投手でも9日に7回1安打無失点、12奪三振で2勝目をあげ、日本人では最年少、最速でア・リーグの週間MVPを獲得した。
「天才とは1%のひらめきと99%の努力」とは、かの発明家、トーマス・エジソンの有名な言葉。厳密には努力礼賛の言葉ではなく、「1%のひらめきがあって、99%の努力が生きる」という意味だが、それを地でいくような大谷翔平の“ひらめきと努力”の痕跡が話題となっている。それが図にある「大谷翔平が花巻東高校1年時に立てた目標達成表」だ。
81マスの中央に「目標」を入れ、その周囲8マスに目標を達成するために必要な要素を入力。さらにその8つの要素を達成するための要素を8つ追加入力するというものだ。正式名称を「マンダラート」といい、古代インドを起源とする曼荼羅という絵画から発想されたものらしい。大谷翔平選手のマンダラートを見ると、「高校1年の時点でよくぞここまで」と驚くほかないが、気になるのは「凡人がマネしても効果はあるのか?」という点。
大谷選手のマンダラートが公開されたのはおよそ3年前。周辺にそれとなく調査をしてみたところ、「あれ? 知らなかったの?」と、身近な仕事仲間に実践者がいた。その成果のほどを聞いていこう。
「目標に設定したのは『1年以内に結婚相手を見つける』です。8マスには容姿の改善、筋トレ、服装のほか、ナンパ、出会い系、合コンの打診まで入れて、『週に1回』など頻度も入れた。81マス埋まったときには多忙すぎて頭が痛くなりましたよ。仕事もあるのでぜんぶを実践するなんて無理なんですけど、記入したシートを毎日眺めていると、モチベーションが湧いてくるというか、目標を見失わないというか。正しい使い方じゃないんでしょうけどね」(K沢さん/35歳・雑誌編集・2年前に実践開始)
毎日眺めているだけ……でも、空き時間があれば自然と身だしなみのチェックや筋トレを始め、週末ごとに出会いの場にも通うようになった。結果、半年目には彼女ができ、結婚には至ってないまでも、現在も良好な関係を継続しているという。
マンダラートのLINEグループに入っていたK沢さんによれば、婚活以外にも、英会話(TOEIC300台→1年で700)、ボウリング(平均108→1年で平均180)、ジョグでフルマラソン完走など、仲間内の成功事例は意外なほど多いという。
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