カーライフ

GWの高速道路渋滞、4つの対処法…どの車線を走るのがマシ?

渋滞の原因は車間距離にあり!適度な距離は約30m

「そもそもの渋滞の原因は車間距離にあります。車間距離を詰めすぎることで余計なブレーキを踏む機会が増え、渋滞が発生します。だからといって車間距離を100mとるのもダメ。適正な車間距離は時速100kmで約50メートル。時間にして約2秒です」  このぐらいの車間距離なら危険回避も可能で、渋滞の原因にもなりにくいという。 「あとは上り坂やサグ(下り坂から上り坂に変わる部分)での無意識の速度低下も渋滞の原因になるので、上り坂でも同じ速度で走るようにすることも大事です」

サグ渋滞

車線変更や下道迂回は意味がない!?

 渋滞中の必要以上の車線変更も、さらなる渋滞の悪化を招くため、控えたほうがいいという。ちなみに渋滞中は、どの車線を走るのが速いのだろうか? 「結論から言えば、どの車線も大差ありません。私の調査では7割がた左車線が速いということはわかっていますが、渋滞20kmあたり最大で1分程度の違いしかありません。その程度の差なので、無視してかまわないでしょう。休憩の回数や時間などで調整できる程度の差です。渋滞にはまったら、車線の移動をしたりせず、淡々と前走車に追従するのがいい。アダプティブ・クルーズ・コントロール装着車なら、クルマが前走車を追従してくれるので肉体的な苦痛も小さい」  渋滞区間を避けて、下道で迂回するのはどうか? 「事前に下道をリサーチしていたり、知っている道ならまだしも、衝動的に高速道路を降りて下道を走るのは墓穴を掘る確率が高いでしょう。高速道路を使うよりも目的地に速く到着するのは困難だと思います」  

SAやPAでは女子トイレに長蛇の列ができることもあるのでトイレ休憩はお早めに

 まとめると、次のようになる。 ①渋滞予測を参考に混んでいる日や時間の利用を回避する ②車間距離と速度低下に注意して走る ③渋滞中はどの車線を走っても大差ないので車線変更を控える ④高速道路が混んでいるからと衝動的に下道に降りない  安全運転とともに、これら4つのポイントを心がけてハンドルを握ってほしい。 <取材・文/日刊SPA!取材班 写真/清水草一>
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