それでもタワマンに住みたい? 修繕費地獄に住民から悲鳴
そんななか、各タワマンの管理組合では、修繕積立金の値上げも提案されているというが、実現は厳しい。住宅ローン支払いと現状の修繕積立金、それに管理費ですでにカツカツという住人が少なくないからだ。
有明のラウンジや温水プール完備のタワマンに住む持田浩平さん(仮名・42歳/会社員)は言う。
「月々のローン支払いは13万円で、加えて修繕積立金が1万1000円、管理費と駐車場代が3万3000円毎月かかる。管理組合では、修繕積立金の値上げが議題に上っているらしいのですが、反対が多数。それどころか、年間2000万円の管理費がつぎ込まれながら、利用者が限られているプールの温水設備をやめたり、ラウンジ利用を有料にして管理費を値下げする案も出ているほど。みんな、ギリギリの経済状況なんです」
修繕費用が賄えず“バベルの塔”と化してしまう物件も、今後続出する可能性があるというわけだ。
それでもあなたはタワマンに住みたい!?
― タワマンの悲劇 ―
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