性依存症になった僕の狂った日々。そして最後に行き着いた救いとは
地元に元カレがいて、東京に男が2人いて、私は4番目だという。やがてそのファミレスに、4股のうちの一人が現れた。ブラマヨ小杉似の色黒のその男は、私をさっと見て女の子に耳打ちをする。「誰? お客さん?」
なんと女のコは、デリヘルでバイトをしているらしい。
小杉はその店のスタッフだという。居酒屋でバイトをしているというのは嘘だったのだ。そういえば大きなダイヤモンドのついた指環を彼女が失くしたことがある。どこかのトイレで外したまま置き忘れたのだと。ところが翌日には同じ指環を買い直してつけていた。「それいくらなん?」と聞くと、「7万円」と答えるので驚いた。居酒屋にしては時給高すぎるやろと。
4股と風俗店勤務はともかく、小杉とモメることを恐れて、女の子とは別れることにした。
2、3日後に、おしっこをしようとすると激痛が走った。泌尿器科を受診したところ、クラミジアに感染しているらしい。人生初の性病をもらって一瞬落ち込んだものの、処方されたバナナミルク味の飲み薬を飲んで数日で症状が治まると、こんな出会いがあるんだ、と私は興奮していた。
街を歩けば、パチンコ台からでてくるパチンコ玉のように可愛い女のコたちが溢れている。
ほんの少し勇気をだせば、そのなかの誰かとSEXができるのだと。クラミジアが完治するやいなや、私は新宿の地下街ですれ違った女のコに声をかけていた。「すみません、このへんで美味しいお店ありませんか?」と話しかけて、運が良ければ道案内をしてもらう。道中の会話の盛り上がり具合によっては、「ありがとう。一緒にご飯食べてきません?」と誘うとついてくる女のコもいた。
それを何度か繰り返すうちに、SEXに至る相手も。
やがて効率化を求めるようになる。飲んで、カラオケに移動してスキンシップに移行して、ホテルに行く、という流れには慣れたが、2万円前後のお金がかかってしまう。あるAV女優をナンパして、ホテルまで行ったものの、その子が服用している精神安定剤の副作用で寝てしまってSEXができなかったときに、私は心に誓った。無駄遣いはしたくないと。
街を歩けばパチンコ玉のように溢れる……

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