――そういったビジネスのヒントはどこから得ているんですか？ 石川：僕たぶん、人気のあるところが好きなんですよ。ミーハーとはちょっと違うかな……いや、ミーハーなのかもしれない（笑）。 　なんだろう。消費者が熱中しているものが好きなんだと思います。なんでみんなそっちに目を向けてるのか、すごく興味があります。僕アパレル関係の人とつるまないんです。なんでかっていうと、洋服のことって、業界が思っている以上に消費者は興味ないと感じていて。もちろん興味のある人はいるけど、それはファッション好きな一部の人。それよりも、圧倒的に消費者が熱狂しているものはなんなのか知りたいんですよ。 ――ビジネスチャンスはホームグラウンド以外にも転がってるってことですよね 石川：でもそういうのって、スマホ触ってたら気づかないですか？ 今の時代はそこにしかヒントがないと思います。世の中で人気のあることに着目して、必要とされてることや足りないことを見極める。消費者に近づくことが大切だと思います。 ――いま、若い人はネットに住んでますよね。 石川：ニュースを見ていると、スマホで教育したら悪影響とか言うじゃないですか。僕からしたら「は？」って感じですよ（笑）。だって、この先スマホがなくなるなんてことはありえないじゃないですか。スマホを有効活用できる人のほうが、世の中に最適化できると思います。ネットやスマホを否定する人は、なにが大切かわかってないんですよ。 　おじさんは「スマホがなくなったらどうするんだ？」っていうけど、そんなジャングルに住むことなんてないじゃないですか。バカかと思います（笑）。 　ネットがなくなることなんてないですよ。隕石が落ちてネットが使えなくなるかもしれないけど、そんな万が一のことを考えて働けない。チンタラしていられないですよ。実行力と、目標を達成させるためにどうしたらいいか、そういうことをずっと考えています。＜取材・文／三崎りの＞