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年150万円を貯金、いまどき30男のコスパ重視人生「もう守りに入ってます」

「30歳まで新卒」という採用方針を掲げる大手企業が増えるなど、労働力不足に苦しむ日本において30歳の人材活用は急務と言えるだろう。とはいえ、最後の昭和生まれのゆとり世代は複雑怪奇。日本の未来に必要な彼らと向き合うべく、その生態を徹底調査した!
PS4のマルチプレイ

「検証用に」と一人でPS4のマルチプレイをする高畑さん(仮名)。浮気の心配がないからか、彼女も趣味には放任気味だ

【おひとり様趣味特化型】幸福感の高め方にもコスパが命

 仕事ですら上司には理解し難い価値観を持つ’88世代の私生活はどうなっているのか。都内で彼女と同棲中の高畑勇さん(仮名・30歳・システムエンジニア)は、業界大手のIT企業に勤めるSEだ。 「われながらコスパのいい人生だと思います。中高大の私立の一貫校を出たので、努力したのは中学受験と就活だけ。同世代と比べて全然苦労してないと思います。無事大手に入れたから、無難にこなしていけば給料も上がっていく。言われた仕事はキッチリこなすけど、リスクを冒して挑戦はしないです。もう守りに入ってますね(笑)。仕事に挑戦はいらない。勝負するのはゲームの中だけで十分」  そんな高畑さんの趣味はゲーム。家賃補助込みで月4万円負担のみの自宅アパートには、100本以上のゲームソフトが並ぶ。 「最近はマルチプレイのソフトを一人でプレイしてますね。そのほうが合理的で速いので。他人と一緒にやっているとコスパが悪くて嫌になるんです」  家賃と食費を合わせても月に7万円、そして毎月のゲーム代3万円以外はほとんど出費をせず貯金していて、少なくとも年間150万円はたまるという高畑さん。現状に不満は「特にない」という。 「自分の趣味が幼稚なのかと少し“不安”にはなります。でも車や風俗にハマるよりコスパはいいし、700万円の年収で150万円くらい貯金できているので、今の生活を崩そうとは思わないですね。あとはもう少し彼女がやらせてくれれば文句なしです(笑)」  これも幸せのかたちか。 ― 新説 30歳が日本を救う! ―
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