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やる気なさそうな若手社員に、言ってはいけない禁句ワースト3

「30歳まで新卒」という採用方針を掲げる大手企業が増えるなど、労働力不足に苦しむ日本において30歳の人材活用は急務と言えるだろう。とはいえ、最後の昭和生まれのゆとり世代は複雑怪奇。日本の未来に必要な彼らと向き合うべく、その生態を徹底調査した!

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仕事観が異なる30歳の扱い方


 ’88世代となる30歳の仕事ぶりに「熱意が感じられない」「何を考えてるのかわからない」という声をよく耳にする。しかし、リクルートワークス研究所主幹研究員の豊田義博氏は「40代以上とはキャリア形成に対する考え方が根本的に異なることを理解するのが肝心」と語る。

「上司世代の『とにかくガムシャラにやれば、あとからスキルはついてくる』という考えは、シビアな就職氷河期を経験し、仕事も資格試験的に考える’88世代からは非合理に見えてしまいます。でも、その仕事がどう役立つのか提示すると、彼らの取り組み方は変わってくるのです」

 豊田氏は実際に仕事を投げる際の禁句も教えてくれた。

「『とりあえずやっといて』は最悪。なぜその仕事をするのか、自分の見ている視点を共有しないとやる気は下がり、忠誠心も下がる一方です」

 豊田氏は「’88世代、またはそれ以降の世代も、世の中のことをよく考えています」と続ける。

「彼らは仕事に対し、あまり主張しないが、考えがないわけではなく、尻込みしがちなだけ。むしろ世の中のことに対しては上司世代よりも深く、自分には何ができるかを考えています。そういう彼らの主張にしっかりと耳を貸すことで、モチベーションを上げることができますよ」

 扱い方ひとつで人は変わるのだ。

《’88世代へのNGワード》
「ガムシャラにやれ!」
「とりあえずやっといて」
「何も考えていないな」

【豊田義博氏】
リクルートワークス研究所主幹研究員。大学生から若手社員までの仕事観や価値観の調査・研究と情報発信を行う。著書に『なぜ若手社員は「指示待ち」を選ぶのか?』など

― 新説 30歳が日本を救う! ―




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