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『バカはサイレンで泣く』イベントで「貴乃花」をお題に大喜利大会。大賞は狂気を感じる大作に



結局、みんな貴乃花が大好きだった


貴乃花自画像

貴乃花の似顔絵(ヤンマー部隊隊長)

 しかし、バカサイスタッフも読者たちも貴乃花が実は大好きなようだ。貴乃花の真面目で不器用な部分をネタにした作品も多かった。

●「ひょっこりはん氏……ひょっこり氏」と貴乃花(たこフェリー)
●マジックミラー号の窓の造りに驚きと喜びの表情を浮かべる貴乃花親方(ビールおかわり)
●ストールの上で猫が眠ってしまったので、猫が目覚めるまで帰れない貴乃花(政府にとって)
●「え~、潮干狩りができる場所が年々減って来てますが……」の挨拶から始まる貴乃花部屋の納会(自由人)
●みんなが目を細める中、目を見開いてモザイク処理を見る貴乃花親方(ぴすとる)
●雨降りの次の日、地面から可愛らしく顔を出しているタケノコと、地面に埋まって顔を上半分だけ出している貴乃花親方(井上だいすけ)
●どれが最新のかわからないので、これまでのやり取りが全部残るタイプのメールを送らないでくれと電話で伝えてくる貴乃花親方(本田平八郎)

バカサイは狂気。見ているお客さんも狂っている


天久さん

天久聖一さん

 大喜利も終盤になり、多くのお客さんはうすうす気づいていただろう。この方式は、新しいネタほど新鮮で有利だということに……。ここで今までにない大作が登場した。

●「闘志を持て余す横綱なんぞ単なるピエロ、道化であります。私は(闘志を)おすそ分けしている!」などと叫び、まだ日の出の時刻だというのに早くも“結びの一番”を宣言した貴乃花は、誰もいない岸壁で土俵入りを済ませ、目に毛細血管を浮かべながら、停泊している漁船ひとつひとつに丁寧な突っ張りを食らわせていった……(シュラ種種種)

 これにはバカサイスタッフも「シュラ君にしか書けないネタだよね。オリジナリティがある」(天久さん)「なかなかデタラメ書きゃいいってもんじゃないから、難しいよね」(椎名さん)と、大絶賛。

 結局この作品が残り、最後の対決に。最後の作品は、

●拳銃の試し撃ちが楽しすぎて、帰国したがらない貴乃花(いそうろう)

せきしろさん

せきしろさん

 最後は客席の拍手で決定、ということになったが、拍手も互角。

 すると日出郎さんが「やっぱバカサイは狂気なんだよ! 見てるお客さんも狂ってるんだよ!」とシュラ種種種さんの作品を激推し。大賞に決定した。

椎名さん

椎名基樹さん

読者に支えられて25年。『週刊SPA!』の最長寿連載


バカサイ紅白

「マモー・ミモー、なつかしいね」。過去のバカサイ紅白出場歌手を振り返る4人

 イベントの第2部は、昨年まで23回続いている「バカサイ紅白」を振り返った。バカサイ紅白というのは、バカサイスタッフが勝手に紅白歌合戦の出場歌手を選出するというもの。そこで23年間、大トリとして(勝手に)発表されているのが日出郎さんの『燃えろバルセロナ』なのだ。日出郎さん以外で、第1回から選出され続けているのは司会のW島崎(島崎俊郎さん、島崎和歌子さん)のみ。

 日出郎さんは「これは、北島三郎さんを超えましたよ。23回続けたおかげで(「バカサイ紅白」が好きな石野卓球さんに関心を持ってもらえて)、今年『燃える! バルセロナ』が出せたんです。みなさんのおかげです。ありがとうございました。バカサイのおかげです。そしてそれが『SPA!』の30周年と重なるなんて、巡り合わせってあるんですね」と語った。

ガン降りの雨

「惚れて惚れて掘られて 掘られてふられて~♪」。ずれやまズレ子作の演歌『ガン降りの雨』をしっとりと歌う日出郎さん

集合写真

最後は満員のお客さんと一緒に記念撮影。「読者の皆様の投稿お待ちしております! 今年の第24回バカサイ紅白もお楽しみに~!!」

 「バカサイは狂気」という、これ以上ない誉め言葉をいただいた『週刊SPA!』の連載「バカはサイレンで泣く」は、1993年から25年間続く同誌の最長寿連載。その誌面は、毎週ネタを熱心に投稿してくれている多くの読者に支えられている。バカサイは26周年、そして『週刊SPA!』は31周年を目指して、今後も読者とともに進んでいく。

取材・文/北村土龍 写真/難波雄史

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※イベントの模様はLOFT CHANNNEL「FRESH!」でアーカイブを視聴することできます。




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