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借金は資産なんだけど、たぶんそれわかってないでしょ――「お金0.0」ビットコイン盗まレーター日記〈第22回〉

 約1000万円の仮想通貨が盗まれた出野達也(23歳)。“ビットコイン盗まレーター”の肩書きが、もはや出オチ芸と言っていいほど軽やかにスルーされ始めた出野は、人生を波乱万丈へと導く首謀者・Aに誘われるがままに、六本木の社長人脈が集う西麻布の地下のお店で働くことが決定する。「お金0.0」、連載22回目。飲食業界の若きカリスマ経営者が、新米ボーイの出野に投げかけた「借金は資産」の発言の真意とは。

仮想通貨で1000万円稼いだ若者を襲った悲劇のお話 第22回 ぼくの資産

——-先週からのつづき

出野「はじめまして!!!ビットコイン盗まれーたーの出野達也です!」

まろ「知ってる!!!!!連載読んだ!!いくら盗まれたんだっけ!?」

出野「い…いっせんまんです…」

まろ「そうかーーーーー大変だなぁ…。借金とかあるの?」

出野「はい。親兄弟と親友から300万円ほど…」

まろ「俺なんか借金60億あるぞ」

出野「え?????」

チカ「まろさんはね、飲食店をたくさんやってるの」

出野「お…お店…、いくつくらいやってるんですか?」

まろ「んー400」

出野「400!!!???それだけあったら、借金って返せるんじゃないですか? というか、お店って儲かるんですか? えーと、毎月の返済っていくらくらいなんですか?」

まろ「やっぱりこいつウザいね」

チカ「重ね重ねすいません…」

出野「でも、借金って返さなきゃいけないじゃないですか。僕もそのために必死で頑張ってるわけだしそれって個人でも会社でも一緒ですよね。」

まろ「あのな。自分が知らないことを聞くときに【じゃないですか】【ですよね】はダメだ。教えてあげようかなメーターが一気にゼロになる」

出野「すみません…」

まろ「まぁいいや1回だけ教えてやるからビシッと覚えろよ」

出野「はい…」

まろ「借金はな、資産だ」

出野「え?」

まろ「借金は、資産なの」

出野「借金が???…資産…???????」

——-
—-


まろ「そう。資産。おまえ資産ってわかる?」

出野「資産って、くるまとか、家とか、株とかそういうのですよね? 所有するもの」

まろ「言うとおもった」

出野「ちがうんですか。だって、資産形成とか老後の資産とか言うじゃないですか」

まろ「【だって】と【じゃないですか】も禁止」

出野「すいません…」

まろ「あのな。資産っていうのは、お金を生み出す元になるものって覚えといたほうがいい。車も家も持ってるものを売ったらお金になるけど、売るときに安くなっちゃったり維持費がかかるものは資産って思わないほうがいい。で、借金の話に戻るけど、借金がなんで資産かわかるか?」

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「わかりません!」

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