「ZOZO球団」誕生の可能性は? 球界OBから前澤社長を後押しする声も
資産5500億円の男がツイッターでぶち上げた「球界参入構想」に球界は揺れた。旧態依然とした球界に風穴を開けることはできるのか? かつてライブドア球団GMとして参入に奔走した小島克典氏がその裏側をリポートする!
「資産5500億円の大富豪が『球団持ちたい』参入宣言」(7月18日・日刊スポーツ1面)。
衣料品通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイの前澤友作社長(42歳)が7月17日に投稿したツイッターが大きな話題となった。奇しくも同日、ほぼ同時刻に、相次ぐ不祥事で読売巨人軍・老川祥一オーナーの引責辞任の発表とタイミングが重なったのは偶然かと憶測も呼んだ。
社会問題となった’04年の「球界再編問題」で、筆者はライブドア球団のGMだった。近畿日本鉄道が近鉄球団の経営から撤退を発表して以降、近鉄買収に名乗りを上げた新進気鋭のライブドアが、積極的なメディア展開を続けた結果、近鉄ファンを中心とした圧倒的な後押しとともに「12球団を保つ」機運が一気に広まった。その流れから楽天球団が誕生して今年で早14年。新球団への機運は盛り上がっているのだろうか。
旧知の在京球団幹部が、こんな話を聞かせてくれた。
「ちょうど先日、記者会見を開いた村田修一(現BCリーグ・栃木ゴールデンブレーブス)を抱えながら新規球団を立ち上げる案はアリだと思う。周囲からは誤解をされがちな選手だけど、仲間からは慕われている選手。まだまだ活躍できるだろうし、将来のGM候補としてプレーイングコーチを任せたら盛り上がるのではないか」
対照的に冷ややかな対応だったのは某パ・リーグ球団幹部。
「寝耳に水とはこのこと。ウチを含めた12球団が、東京五輪を目前に控えた今のタイミングで球団経営を手放すなんてあり得ない。あの投稿以降、前澤氏の周辺から何も聞こえてこないのもね……。少なくとも我々に本気度は伝わってこないよね」
突然の球界参入宣言。前澤友作社長の「大きな願望」は実現へ!?
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